パリにて

アフリカ初心者の私を思いやって
タクミは今回の渡航予定をパリで一泊にしてくれました。
成田までの数時間・成田～パリ12時間パリ～バマコ6時間計18時間のフライト・40度の気温差・・・・
そこを無視して、というか強行してパリ乗り換えを
「数時間空港待機」とすることで
大概の人はアフリカで体調を壊してからのツアースタートになるからです。

成田を発つと小一時間でカムチャッカからロシア上空に。
5時間ほどでエコノミー座席にやられてお尻が壊れそうに痛くなったので
最後尾の小窓から外を覗くと・・・・
まるで線虫が如く蠢いた白く凍った川が大地の過半数を覆い尽くしていた。
これがロシア大陸か・・・いや
私の世代ではロシアというよりも「ソ連」という響きが正しい。
一体ここに人は住めるのか？

大陸上空は大気が安定しているせいか
大した揺れも無く12時間でパリに着陸。
シャルルドゴール空港は凄まじくデカい。
端から端まで歩き通してシャトルバスでホテルへ

マリでは熱い風呂には入れないだろうから
バスタブに30分ほど浸かって
レストランで読めないフランス語メニューと格闘
しかしさすがタクミ、店員にフランス語で
「メニューには無いが緑の野菜が食べたい。あるか？」
と訊く。
店員はフランス語が喋れるアジア人に安心して一気に態度を軟化。

やはり言葉が重要だ。

フランスビールで思いっきり乾杯。

ここで時差を体内時計に調整させて
あと1時間ほどでバマコへ向けて発射です！