ドゥンドゥン馬鹿

ドゥンドゥンバ狂もそうでない人も・・・もちろんジャンベ・ジェンベにまつわる話し・・・

日記1

2010年02月10日 04時28分43秒 | Weblog
2月5日

シャルルドゴール空港付近の「PARK IN」というホテルで一泊、
朝食はビュッフェ。クロワッサンの美味いの美味くないのって美味い!

パリ市内を観光しようとも思ったけど16時のフライトが本番なので12時チェックアウトしてシャトルバスで空港へ。

対マラリアの薬を買うためにファーマシーを探す。
空港のインフォメーションで
「3番にあるよ。歩いて5分」
と言われたので満載のスーツケースとお土産のストラトをエッチラオッチラ押して歩く。
3番に行ったが見当たらないのでまたまたインフォメーションで聞くと
「1番にありますよ」
との事。おーーーーい!

CDGVというシャトルで1番へ。
ようやく毎日飲むサバリンという薬をゲット。

それにしてもシャルルドゴール空港は本当に広い。
ルートと目的を絞り込まないと無駄な体力を消耗するな。

1時間遅れでいざバマコへ飛び立つ。
サバリンのせいか即爆睡。

気づけばマリ上空にいた。
さっきまで外気温がマイナス30度だったのに外気温が30度になってる!
いよいよアフリカに来たな!と実感。

飛行機を階段で降りると22時のせいか思ったより暑くないしカラっとしている。

入国のゲートで職員と言い争いをしている人・荷物を勝手にカートに載せようとする人・・嗚呼更にアフリカを実感。
しかしタクミと一緒なので本当に心強い。
アマインを怖い顔して恫喝。
真似して怖い顔にしてみると意外や意外、
荷物持ち君達も寄ってこない。

空港を一歩出ると真っ暗な闇の中に物凄い数の出迎えの人。
潜り抜け潜り抜け歩くと
「TAKUMI―――――!」
と叫び声。
TDFと一緒にマリのユスフ工房を共同運営しているユスフとアメリカのマザーランドでタクミと一緒に働いていたスペイン人のホセが迎えに来てくれていた。
(「TDFのジェンベが出来るまで」の動画で最後に出てくるマリ人)

ユスフもホセも英語が出来るので自分もノミの脳みそ程のありったけの英語力で挨拶。

ユスフのメルセデスで空港からユスフ邸までの道すがらは、パリから一日一本の飛行機に乗ってくる外国人を待ち受け・出迎え・ホテルまで送ったりのマリ人の乗るランクルやコテコテに改造されたカブが行き交う、活気に溢れる光景だった。

道沿いの店の軒先で固まっている集団は、今日の自分の境遇で「活気」と見えたが、ひとりで歩くにはやはり怖い光景だ。

5分ほどでユスフ邸に到着。
何とそこはお城だった。いや、お城のような家だ。
ハウスキーパーが4人ほど荷物を運んでくれたそこにはユスフの奥さんニャメが出迎えてくれた。ニャメは本当に美しい。

部屋は数えきれないが10室は下らなく、そこは電気もベットも強固な網戸も天井から扇風機もあって絶句。

居間でホセと談笑。
ホセはスペイン人らしく本当に明るい。

ニャメが用意してくれた食事はラムと野菜の煮込み。
美味すぎでぺろっと食べてしまったらタクミに
「やばいですよ。美味すぎるからつい食べ過ぎてしまうので太ります。」
と。おいおいここは本当にアフリカなのか?

しばらくホセ・タクミ・ニャメと4人で談笑して、今深夜2時半。
部屋の外ではハウスキーパーが家の外の敷石を掃除している。
さっきまでの豪華な室内と裏腹の現実。
こんな豪邸だ。狙われるんだろう。
24時間こうして警護も兼ねて働く彼を見て、浮かれることなく改めてこれから20日間、アフリカとの関わりについて感じ考えていきたい。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うーん… (musokoroba)
2010-02-10 14:11:10
同じ「太鼓」をめぐる世界の中に、豪邸暮らしでメルセデスの太鼓屋社長がいるかと思えば、食うのがやっとのミュージシャンたち…

「食うのがやっと」側なもんで、ほんとに切なくなります。
やっぱり海外を相手に大きな商売やるしかないんでしょうかね…
社長の工房の労働者の工賃が気になります…

すみません、愚痴ですね。

それでもやっぱりこの問題を考えずにはいられません…

引き続き、レポート、楽しみに読ませていただきます。

返信する
D、凄いです (sanagi)
2010-02-17 02:26:13
musokorabaさん
日記ではだんだんその色が濃くなってますが
「幸せ」とは何か?
を深く考えさせられます。

豪邸もベンツも要りません。

今日もさっきまで停電でしたが
何の問題もない。

マリ、ホント凄い。
そしてDはもっと凄い。

返信する
やられましたね… (musokoroba)
2010-02-17 13:16:31
さなぎさんは絶対マリにやられると思ってました(笑)。

私たち同い年ですが、多分私たちが最後の世代じゃないかと思うんです。
マリと不思議にリンクする日本を、生きた経験がある最後の世代。

初めて来たのになぜか懐かしい、そんな気がしてませんか?

東京と地方ではまた違うかもしれませんが、私たちが幼い頃、「マリみたい」だったところがたくさんありました。
でも私たちより5歳も若ければ、多分それを知らないでしょう…
知識ではあるかもしれない。
でも皮膚感覚としてはないと思います。

しばらくマリにはいけそうもないので、どうしたら日本でも楽しく生きられるか、日々考えてます。

存分に楽しんできてください。
そしてマリの香りを届けてくださいね。

返信する
まさに (さなぎ)
2010-02-19 03:26:45
緑のどぶ川が象徴的です(笑)
返信する

コメントを投稿