ドゥンドゥン馬鹿

ドゥンドゥンバ狂もそうでない人も・・・もちろんジャンベ・ジェンベにまつわる話し・・・

サミット2

2006年09月20日 08時24分58秒 | Weblog
大阪ミラーボール。被り物やベタベタな演出で見逃しがちなこと・・・それはその存在意義です。
去年初めてミラーボールをオープニングで観た時はぶっ飛んだと同時に
「これが大阪で国産のサミットを開くことの意思表示だぁ」と強く感じました。何故か?それはいくつもの要素があります。
①ある種バレエスタイル
②ある種アンチテーゼ
③終始ボケと突っ込み
・・・・・とまだまだある。全てが演出なのです。我々ボケーっとしてると自分の叩く手を主観的に見てしまったりしますでしょ。彼らにはそんな意識は寸分もないと思う。頭から終わりまでアクターになりきってるのですよ。もちろん演奏能力には問題がない。それをわざと下手に演奏するんだから、面白い。
ここに私は注目してます。彼らアフリカで修行していて&日々練習していて基本がしっかりしているから崩して演奏しても聴きづらくない。・・・これが今の私を取り巻くアフリカンドラムの課題だと思うのです。
多くのアフリカン愛好者はきっとアフリカ人から言わせれば「全く基本がなっていない」と思うのです。何故か?ジェンベの歴史・リズム・テンポ・シュチエーション・ソロフレーズ・・・・脈々と流れる基本があるはず。それを理解している彼らがコナクリなどで「崩して」演奏している、いわゆるバレエスタイルはブルースを理解してロックンロールをやっているようなもの。
反対にその基本を理解しないで「崩す」とどうなるか?判りますよね。富士夫のギターがビリビリ来るのもブルースを理解しているからなのです。
着崩しも同じような気がする。中年のおっさんでかっちょいいおっさんはトラッドな着こなしを理解しているから崩しても何故かかっちょいい。
それが全てとは言いませんが、ミラーボールの演奏を聞いて一番強く思ったのは
「まだあの域には達せられない」
という悔しさでした。関係者!笑うこと無かれ!

そして去年はカラモコ、今年はソロ&セクバと、物凄いアフリカ人をゲストに呼んで見せ付けた彼らは、上述の「アフリカンコンプレックス」を感じている少なくないであろう我ら日本人に対するアンチテーゼだとも思いました。
「奮い立て!日本人!」
そう、それが国産ジェンベ打サミットなのだ!・・・と。
ちなみにソロケイタは2階関係者席で最初は呆然としていましたが次第に笑み・最後には大爆笑してました。

まあアレばっかりは文章ではよーけ伝わりまへんな。応援団も凄かったです。ファンクラブもあったんちゃうかな?

不満がひとつ。恥ずかしい話の深度が浅かった。去年はもっとディープだったような。

去年カニンカンは言ってました「ミラーボールの後は辛い」と。今年はそれを避けるように後半になってました。受けて立つのは「PELOS」フロム東京!
今年のペロスはなにやら武田ヒロユキ・武田マリが参加していて、そりゃぁえれー騒ぎになってるらしいでぇーー。

続く

※ところどころ見苦しいエセ関西弁ですみませんでした。

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