ドゥンドゥン馬鹿

ドゥンドゥンバ狂もそうでない人も・・・もちろんジャンベ・ジェンベにまつわる話し・・・

サミット3

2006年09月21日 06時25分14秒 | Weblog
PELOS。奈良大介・岩原大輔・橋本肇の3人が織り成すグルーブに最初に出会ったのは今から3年ほど前。原宿のクラブでの演奏はハコの雰囲気と相まって衝撃を受けた。僕の知ってる彼らは東京ナンガデフのそれ。ダンスのないドラムユニットかと思いきや、シャープに削ぎ落とされたそのグルーブは熱かった。

今年のサミットでPELOSが武田ヒロユキさん・武田マリさんをゲストに迎えることを知ったのはD二郎が送ってきてくれたフライヤーを見てから。もともと奈良さんと武田さんはマンデンフォリで一緒だったりアフリカグランで一緒だったりを見ていたし、双方私の師匠なのでさして驚かなかった。しかし武田マリさんがそこにどのようなカタチで加わるのか?がスパっとイメージ出来なかった。

8月後半ママディWSをやっている最中、彼らはワークショップ兼ねたキャンプを開催している。昨年は私も参加した。とっても素晴らしいイベントだった。そこに今年は武田夫妻が講師として参加していて、夜にPELOS&武田夫妻がパフォーマンスをやったそうだ。
「空いた口が塞がらなかったですよ」
目撃者の証言。
いやがおうにも期待は高まる。

ステージに3人が上がる。超ローテンションのジェンベ3台がKUKUを奏でる。会場の誰もが「やられた!」と思ったと思う。その熟練の技と見事なアンサンブルに。サミットに出たグループのジェンベ叩きが叩くジェンベはハマナーのテンダイ除く全てが「コキコキに張ってあるジェンベ」だった。PELOSがオープニングでローテンションKUKUをやったのも意味があるだろう。

程なくしてあくまでも明るく・あくまでも軽快なジェンベカンがステージ裏から聞こえてきた。武田ヒロさんだ。私は客席一番後ろで見ていたのだが周囲の人がざわついた。
「やっぱスゲーな。深みがあるな。ベテラン」
いや違う。ベテランだからではない。
そしてマスクを被ったマリさんが登場。ザウリだ。(あとから聞いたらザウリではなくオリジナルらしい)横に居たN光は完全にやられてしまったようだ。動き全てが美しいマリさんのダンス。

奈良さんがギター弾きながらサミットの唄を唄ったり、武田さんがカスンケ両手打ちで超盛り上がったり、まあ見所満載だったのですが1時間はあっというますぎた。またやってもらいたいユニットだ。

しかしどこかに違和感があった。何なのかしばし考えたのだが大阪から帰る車の中で解けた。ユニットだからだ。
このサミットに出ているフォリカンもハマナーもカニンカンもユニットではなくグループだ。カニンカンにソロケイタが加わってもそのイメージは変わらない。しかしPELOS&武田夫妻は個の存在感が強すぎるのと、皆をよく知っているのが原因かもしれないがユニットという印象が強かった。それは演奏のクオリティ・ステージングが計算されて凄いから余計にそういう印象を受けたのかもしれない。粗っぽさ・必死さ・・普段血を流して練習している姿がイメージできないからかも。

それともミラーボールの後だったからか。

つづく

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