ブリッゲン(Bryggen)。
ハンザ同盟時代ドイツ商人たちの居留地だった地区です。
当時の建物は火災で焼失してしまい、その後再建されました。
三角屋根のカラフルな建物が密集して建っています。
この三角屋根の建物が並ぶ風景、なんかベルギーのブリュージュに
似てるな~と思いました。
後で調べたら、ドイツを中心に活動していた商人たちは商業活動を、
イギリスのロンドン、ロシアのノヴロゴド、
ベルギーのブリュージュ、そしてここノルウェーのベルゲンまで広げ、
これら4都市を「外地ハンザ」と呼ばれる根拠地としたそうです。
その後勢力はヨーロッパ大陸の内陸、地中海まで拡大したそうなので、
他の都市でもこういう建物が見られるかもしれませんね。
建物の隙間を入ると奥まで細長~く続いています。
これらの建物は全て木造です。
再建後も長~い歴史を刻み、あちこち老朽化が進んでいます。
内部の傷みで建物全体が傾いてしまっています。
お互い支え合ってかろうじて建っているってカンジです。
今でも300年前当時と全く同じやり方で少しずつ手作業で修復しているそうです。
ブリッゲン地区は1979年に世界文化遺産に登録されました。
現在は工房やショップとして使われています。
こうして実際に使うことも傷むのを防いでいるんでしょうね。