カラウィーン・モスク(Mosquée al Qaraouiyine)
ムスリム(イスラム教徒)以外は入れません。
入口から覗かせてもらうと中庭の美しいタイルが見えました。
9世紀に建てられ、モスクとしてだけでなく、大学としても発展したそうです。
建物もひときわ大きくて立派です。
多分、サヴィア・ムーレイ・イドリス廟?
こちらもムスリム以外は入れず。
「多分」とあいまいなのは、せっかく撮った看板が読めないから。
せめてフランス語でお願いします…
アッタリーン・マドラサ(Medersa El Attarine)
14世紀に建てられた神学校。
タイルや壁の装飾がすばらしいです。
中庭のある建物ってやっぱり落ち着きます。
入場料 10DH(約120円)
ルシーフ広場(Pl. El Rssif)
メディナの中で車が入ることができる唯一の道の終点。
カラウィーン・モスクのミナレットがよく見えます。
広場では子供たちがサッカーをしていました。
順調にメディナ内を散策しているように書いていますが、
実際は迷子の連続でした
地図にはほっそ~い路地は載っていないことも多く、
「2本目を右、3本目を左」という歩き方をしても目的地にたどり着けません。
地元の人に「そっちは行き止まりだよ」と言われることもしばしば。
タンネリと呼ばれるなめし皮染色の作業場があるはずなのですが、
全然わからなくて細い路地でうろうろしていると、
団体ツアー客らしき集団を発見。
後にくっついて行くと、建物の中に入って行きました。
そのあたりにはいくつかの建物の入口があり、
客引きが「タンネリ、タンネリ」と皮製品を手にしながら声をかけてきます。
作業場の写真を撮らせるかわりに皮製品を買わせるそうで、
皮製品はいらないけど写真だけ撮りたい私は
チップ20DH(約250円)で手を打ちました。
説明はありません。
建物の上に案内してくれるだけ。
タンネリ(Tanneries)別名スーク・ダッバーギーン(Souk Dabbaghin)
中世から続く伝統的な手作業で皮を染めていく様子を見ることができます。
なめし皮の「なめす」とは、動物の皮をそのまま使用すると腐敗したり
硬くなったりする欠点があるため、草木の液や様々な薬品につけて
そのような欠点を取り除くことだそうです。
なめす前を「皮」、なめした後を「革」と区別しているとか。
赤色はポピー、黄色はサフラン、青色はインディゴというように
全て自然の材料を使っているそうです。
遠めに見る分には絵の具のパレットのようでおもしろい風景ですが
よくよく見るとすごく大変な作業ですよね~。
職人さん自身も樽の中に入って染め作業をしてます。
染色に浸した皮はそれはそれは重そうでした。
右に見えるのは黄色に染めた皮を天日干ししているところ。
左の白っぽい桶は、皮についている毛をはがすための石灰。
皮をやわらかくして毛をはがしやすくするために
鳩の糞が使われているらしく、それが強烈な臭いを発するんだそうです。
でも私は臭いは全く気になりませんでした。
風向きの関係でしょうか。
見学できる建物はいくつかあったので、もっと近くから見える場所だと
臭いもキツイかもしれませんね。
なかなか興味深い光景を見ることができました~。