タイトルに「やとぎ」神社と読み仮名を付けましたが、「やつき」とか「やつぎ」と読んでいる文献もあります。
アニメの「ノラガミ」ファンとしては、「やと」と読みたいですね！
※アニメの夜卜（やと）ちゃんとこの神社は調べてみましたが関係ないようです。
あら残念(〃艸〃)ﾑﾌｯ
２０１６年１２月８日に参拝させて頂きました。
鳥居の近くの看板には以下の通り説明がありました。
天理市乙木町の北方集落からやや離れた宮山（たいこ山ともいう）に鎮座し俗に春日神社といい春日の四神を祀る。
乙木には、もと夜都伎神社と春日神社との二社があったが、夜都伎神社の社地を竹之内の三間塚池と交換して、春日神社一社にし社名のみを変えたのが現在の夜都伎神社である。
当社は昔から奈良春日神社に縁故深く、明治維新までは当社から蓮の御供えと称する神饌を献供し、春日から若宮社殿と鳥居を下げられるのが例となっていると伝える。
現在の本殿は明治３９年（１９０６年）改築したもので、春日造檜皮葺、高欄、浜床、向拝彩色７種の華麗な同形の四社殿が末神の琴平神社と並列して美観を呈する。
拝殿は藁葺でこの地方では珍しい神社建築である。鳥居は嘉永元年（１８４８年）４月奈良の春日若宮から下げられたものという。
山の辺道のハイキングコースの途中にある神社です⇒山の辺の道(南）コース
周囲はまだまだ紅葉中で、本当に気持ちのいい景色です。
外からこんもりした木々を観ているだけでも癒されます。
境内に入ると何んと言うか…狭いのですが
宇宙的な広がりのあるエネルギーを感じます。
ご祭神は、上記の説明書きの看板にあるように春日の四神とありますので
武甕槌命（たけみかづちのみこと）⇒藤原氏（中臣氏）の守護神
経津主命（ふつぬしのみこと）
天児屋根命（あめのこやねのみこと）⇒中臣氏の祖とされている
姫大神（ひめのおおかみ）
経津主命（ふつぬしのみこと）は、『日本書紀』のみに登場し、『古事記』には登場していない神様です。
武甕槌神と関係が深いとされ、両神は対で扱われることが多いようです。
（以下はウィキペディアより）神名の「フツ」は刀剣で物が断ち切られる様を表し、刀剣の威力を神格化した神とする説のほか、「フツ」は「フツフツ」と沸き上がり「フルイ起す」フツであるとする説や神武東征で武甕槌神が神武天皇に与えた布都御魂（ふつのみたま）の剣を神格化したとする説がある。布都御魂を祀る石上神宮が物部氏の武器庫だったとされることから、経津主神も本来は物部氏の祭神だったが、後に擡頭する中臣氏の祭神である建御雷神にその神格が奪われたと考えられている。
んっ～とここでわからないのが最後の「姫大神」で、いったいどんな神様だろうかと調べてみたら
天児屋根命（あめのこやねのみこと）の妻の天美津玉照比売命（あめのみつたまてるひめのみこと）であると説明している事が多かったです。
（※天照大神の事だと説明しているものもありましたけど）
御朱印帖は・・・社務所にどなたもいらっしゃらない様なので何か特別な日でないと頂けないようです。
何せ社務所に神職さんが常駐していないようですので（笑）
拝殿は藁葺屋根で、煌びやかさはありませんが風景としっくりとなじみます。
でも普通の屋根と比べて耐久性はどうなんだろう？とか余計なお世話的な事を考えたりしましたが
わたしの感覚では、一般的に歴史のある神社であればあるほどこの藁葺屋根をつかった建物にする方が
神様（と言うか天から）のエネルギーが流れやすいようです。
勿論、出雲大社や伊勢神宮は別格ですけど。
拝殿の横から撮影しました。
鬼子母神も祀ってあったりして…。
歴史を感じる神社です。
あ、ちなみに「きしぼじん」の「ぼ」と言う読み方は「ぼ」が漢音表記なので、
呉音「ごおん」（音読みの一つ）を通例とする仏教用語としては正しくないとされているそうですので
「きしもじん／きしもしん」が正解だそうです。
そう言えば昔、この件で先輩に最近の子は読み方を知らないから困ると言われたことがありましたっけ。
相当に大昔の話ですが（笑）
最後に神社の近くで見つけたニャンコを掲載しておきます。
やっぱりニャンコ
は癒しなので外せませんね
ブヒッ( *´艸｀)
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夜都伎（やとぎ）神社
住所 奈良県天理市乙木町765 地図はここをクリック
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