朝から話し合いが持たれた。
横浜FCを勝たせたいと思う者なら誰だって気持ちは同じだ。
「この異常な成績、状態のチームを勝たせるために、なんとかしなきゃいけない。」「勝ちを見たい」「勝たせたい」
しかし具体的な話になると、堂々巡りが続いてしまう。
私の個人的な意見を言えば、
二つの中心団体が、それぞれ自分達のやり方に固執しながら相手に譲歩を求める姿勢ではうまくいかないということ。
それでも出来るところは「乗ろう」という動きは、少なからずこれまでもやって来た。
ところが中途半端な応援になってしまい、一番大切なこと
「ピッチにサポーターの気持ちを伝えること」が不十分になってしまった。
当然、これまでの応援の方が一生懸命応援できたという声も上がる。
ただ、その結果、チームの状態は何も変わらないし変えることは出来ないんです。
話し合いの中で意見が出た。
「お互いが血を流す覚悟じゃないと、一歩前に進めない。」
「極論だが、例えばTIFOSIという名前で全体でサンバで応援するとか、
EL CIELOという名でTIFOSIの名を捨てTIFOSIの応援をするとか」
そうしようという訳ではないが、「それ位いの覚悟が必要なんだ」ということと、
今のチーム状態をスタンドから変えるためには、その覚悟でピッチをバックアップしなきゃならないんだという所まで、チームの状態が最悪なこと。
ここを判って欲しいと、私は思う。
具体的な事は決まらなかったが、朝、集結したメンバの中では、
お互いの意識は確認できた。
「チーム状態を変えなきゃいけない」
「お互いに一歩前に踏み出そう」
「この流れを無駄にしちゃいけない」
では、今日の応援はどうするのか?
開門後もスタンドの裏で話し合いは続いた。
「ゴール真裏を共有すること」
「TIFOSIは1スパンだけメイン側にずれて、サンバ隊もゴール真裏に移ること」
「お互いが一緒に出来る、シンプルな選手コールと手拍子中心の応援をすること」
「TIFOSIはTIFOSIの歌を控えること」
「サンバ隊は太鼓を減らし、ゴール裏全体で一個とすること」
「ビッグフラッグはゴール裏中央に広げること」
「大旗はゴール裏全体に広がること」
そして「絶対に勝って欲しい」との願いを込めた応援が始まった。
この応援スタイルに選手もその他の観客も戸惑ったことでしょう。
だけど、選手全員がコールに答え、たった2000人だが、スタンド全体に応援の手拍子が広がった。
ゴール裏はというと、選手コールをする自分達自身の声の大きさに
「驚き」と「鳥肌」を感じた。
私は、今、「横浜FC独自の応援」を作っているのだと感じた。
そして試合中も感じていた。
非常にシンプルな応援が、ダイレクトに選手個人に伝わって行くこと。
選手がその応援に後押しされ、応え、球際のもう一歩を踏み出せること。
自分自身を煽るタイプの選手は、試合中でもコールに「判った」と答え、
更にスタンドからの「煽り」を要求すること。
そして、結果が出た。
選手のひとりからは「もっともっと寄ってくれ」と指でのアピールを貰った。
更に試合後も話し合いは行われた。
参加者は50人以上になっていた。
賛美ばかりじゃなく、率直に「違和感も感じた」「いつも通りに出来ないのでフラストレーションが溜まった」という意見もあった。
そりゃ、当然のことでしょう。
TIFOSIもEL CIELOも、今まで自分達が行っていた世界から一歩違う世界に踏み出したんですから。
今までと同じだったと感じる人はいないハズ。
だけどやってみて「何も出来なかった」「なにもピッチを変えることは出来なかった」と感じた人は居る?
そして結果は出せた。
「お互いが出来る新しいモノを作って行こう」
「世界中でここ横浜FCにしかない応援を目指そう」
という声が出た。
この流れを中心にし、
そこにEL CIELOやTIFOSIが培ってきた中からオリジナルな応援をブレンドして行ければ、更に輪が大きくなって行けるのかなと私は思った。
事実、CKの時、サンバ隊の「ゴール」コールが広がった。
試合の状況に応じて、その時の気持ちにマッチしたコールならば、サンバ隊、TIFOSIどちらのコールが入ってもスタンドを巻き込むことは出来る。
そんなスタンドの声は、ピッチを後押しすることが出来る。
大切なことは「応援をすること」ではない。
応援が目的になってはいけない。
「私達の気持ちをいかにしてピッチに伝えるか」
そしてピッチが結果を出すことです。
「勝ったチームはいじるな」
この意見で長い話し合いが締め括られた。
横浜FCは、ずっとずっと先まで続く「これから」に向けて
一歩前に踏み出した
そんな2003年J2第38節のMITSUZAWAだった。
横浜FCを勝たせたいと思う者なら誰だって気持ちは同じだ。
「この異常な成績、状態のチームを勝たせるために、なんとかしなきゃいけない。」「勝ちを見たい」「勝たせたい」
しかし具体的な話になると、堂々巡りが続いてしまう。
私の個人的な意見を言えば、
二つの中心団体が、それぞれ自分達のやり方に固執しながら相手に譲歩を求める姿勢ではうまくいかないということ。
それでも出来るところは「乗ろう」という動きは、少なからずこれまでもやって来た。
ところが中途半端な応援になってしまい、一番大切なこと
「ピッチにサポーターの気持ちを伝えること」が不十分になってしまった。
当然、これまでの応援の方が一生懸命応援できたという声も上がる。
ただ、その結果、チームの状態は何も変わらないし変えることは出来ないんです。
話し合いの中で意見が出た。
「お互いが血を流す覚悟じゃないと、一歩前に進めない。」
「極論だが、例えばTIFOSIという名前で全体でサンバで応援するとか、
EL CIELOという名でTIFOSIの名を捨てTIFOSIの応援をするとか」
そうしようという訳ではないが、「それ位いの覚悟が必要なんだ」ということと、
今のチーム状態をスタンドから変えるためには、その覚悟でピッチをバックアップしなきゃならないんだという所まで、チームの状態が最悪なこと。
ここを判って欲しいと、私は思う。
具体的な事は決まらなかったが、朝、集結したメンバの中では、
お互いの意識は確認できた。
「チーム状態を変えなきゃいけない」
「お互いに一歩前に踏み出そう」
「この流れを無駄にしちゃいけない」
では、今日の応援はどうするのか?
開門後もスタンドの裏で話し合いは続いた。
「ゴール真裏を共有すること」
「TIFOSIは1スパンだけメイン側にずれて、サンバ隊もゴール真裏に移ること」
「お互いが一緒に出来る、シンプルな選手コールと手拍子中心の応援をすること」
「TIFOSIはTIFOSIの歌を控えること」
「サンバ隊は太鼓を減らし、ゴール裏全体で一個とすること」
「ビッグフラッグはゴール裏中央に広げること」
「大旗はゴール裏全体に広がること」
そして「絶対に勝って欲しい」との願いを込めた応援が始まった。
この応援スタイルに選手もその他の観客も戸惑ったことでしょう。
だけど、選手全員がコールに答え、たった2000人だが、スタンド全体に応援の手拍子が広がった。
ゴール裏はというと、選手コールをする自分達自身の声の大きさに
「驚き」と「鳥肌」を感じた。
私は、今、「横浜FC独自の応援」を作っているのだと感じた。
そして試合中も感じていた。
非常にシンプルな応援が、ダイレクトに選手個人に伝わって行くこと。
選手がその応援に後押しされ、応え、球際のもう一歩を踏み出せること。
自分自身を煽るタイプの選手は、試合中でもコールに「判った」と答え、
更にスタンドからの「煽り」を要求すること。
そして、結果が出た。
選手のひとりからは「もっともっと寄ってくれ」と指でのアピールを貰った。
更に試合後も話し合いは行われた。
参加者は50人以上になっていた。
賛美ばかりじゃなく、率直に「違和感も感じた」「いつも通りに出来ないのでフラストレーションが溜まった」という意見もあった。
そりゃ、当然のことでしょう。
TIFOSIもEL CIELOも、今まで自分達が行っていた世界から一歩違う世界に踏み出したんですから。
今までと同じだったと感じる人はいないハズ。
だけどやってみて「何も出来なかった」「なにもピッチを変えることは出来なかった」と感じた人は居る?
そして結果は出せた。
「お互いが出来る新しいモノを作って行こう」
「世界中でここ横浜FCにしかない応援を目指そう」
という声が出た。
この流れを中心にし、
そこにEL CIELOやTIFOSIが培ってきた中からオリジナルな応援をブレンドして行ければ、更に輪が大きくなって行けるのかなと私は思った。
事実、CKの時、サンバ隊の「ゴール」コールが広がった。
試合の状況に応じて、その時の気持ちにマッチしたコールならば、サンバ隊、TIFOSIどちらのコールが入ってもスタンドを巻き込むことは出来る。
そんなスタンドの声は、ピッチを後押しすることが出来る。
大切なことは「応援をすること」ではない。
応援が目的になってはいけない。
「私達の気持ちをいかにしてピッチに伝えるか」
そしてピッチが結果を出すことです。
「勝ったチームはいじるな」
この意見で長い話し合いが締め括られた。
横浜FCは、ずっとずっと先まで続く「これから」に向けて
一歩前に踏み出した
そんな2003年J2第38節のMITSUZAWAだった。