満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『K-20』

2009-02-03 23:37:27 | 映画

皆様ごきげんよう。寝オチをさせたら右に出るものなし、Yes, I am! 黒猫でございます。・・・・・・はぁ・・・。

今日はこの間観た映画の感想を。
ホントは週末やりたかったんですが、気がついたら朝だった日々を送っていたもので。

『K-20』

舞台は世界大戦が起きなかった架空の日本。
華族制度の存続により、人々は生まれた時から階級に縛られ、その多くは貧しい生活を送っていた。
ある日、サーカスの軽業師・平吉(金城武)のもとに、雑誌記者を名乗る男(鹿賀丈史)が現れる。平吉の身の軽さを見込んで、外壁から高層ビルに登り、最上階ホールで行われる名探偵・明智小五郎(仲村トオル)と大財閥の令嬢・羽柴葉子(松たか子)との婚約の儀式の写真を撮ってきてほしい、というのだ。
破格の報酬目当てにそれを引き受けた平吉だったが、シャッターを切った瞬間爆発が起こり、騒ぎの中で捕らえられてしまう。雑誌記者から預かったカメラは爆破装置の起動スイッチとなっていたのだ。捕らえられた平吉は、明智に敵愾心を持ち、世を騒がす怪盗・怪人二十面相であるとの濡れ衣を着せられてしまう。

サーカス仲間のからくり師・源治(國村隼)の助けで脱走した平吉だったが、大々的に手配の写真が出回っており、元の暮らしには戻れない。元凶となる話をもちかけてきた雑誌記者を名乗る男こそが怪人二十面相だと知った平吉は、考え抜いた末、「自分が二十面相になる」ことを決意して・・・?

というようなお話。

この間の飲み会で超おすすめだから絶対観たほうがいい、と薦めて頂いたので、観てきました。いやあ、面白かった~。

近所のシネコンのレイトショーに行ったんですが、思いのほか賑わっていてびっくり。でも『K-20』自体の観客は少なかったですが。

それはさておき、面白かったです。「イヤさすがにないだろそれは」とか思いつつわくわくしながら観てしまいました。

上のあらすじで書いた部分は多分三分の一くらいまでだと思います。このあと泥棒修行をしたりお嬢様と出会ったりと、どんどん話が展開していきます。

とにかくキャスティングがよかった気がします。松たか子のお嬢様役とか、仲村トオルの明智小五郎役とか、わざとらしくて胡散臭い感じがまたイイ(笑)。
そして脇役がいちいちイイ。源治の住む界隈の面々はみんな個性的でいい感じでした。あと、松たか子の祖父の役で大滝秀治がちょこっとだけ出ていたんですが、あの微笑に心洗われました。つか本人の顔が出る前に声でわかった自分って一体・・・(笑)。
他はやっぱり國村隼が素敵。イカス。わたし的には國村隼>金城武です(笑)。そりゃ綺麗な奥さん(高島礼子)もらえるわな、って感じの役柄でした。

あとアクション。二十面相はいろんなところから華麗に逃げるので、街中を駆け巡るアクションシーンはとてもいいです。二十面相のマントをバサっと捌きながらのバトルアクションもかっこいい。
しかしビルやら狭い路地やらで展開されるアクションを見ると、「これがトニーなら」「ジャッキーなら」とかつい考えてしまう自分はなんなんでしょう。(知らんよ)

クライマックスにどんでん返しがあるんですが、これは割と予測できる感じだったかも。
そしてラストもわりとありがちな感じかもしれませんが、わたしは好きです。綺麗にまとまった感じ。

設定自体が架空歴史的なので、割と何でもアリ感を受け入れられる人は楽しめると思います。
コメント
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