皆様ごきげんよう。またしてもグレーな時間帯でご挨拶はおやすみなさいませなのかおはようございますなのか微妙な黒猫でございます。どんな時でもとりあえずOKな「ごきげんよう」ってオールマイティですね。ふしぎ!(そうだろうか)
今日というか昨日、今週初めてジムに行ったんですが、通勤もジム通いもしないと、わたしあんまり本読まないんだなあと気づきました。職があるときは通勤電車の中とジムのマシンの上でよく読みます。それなのにジムもサボった日にゃあアンタ。
でも今日は久しぶりにジムに行ったので、最初の20Pくらいで止まっていた『再会』(横関大著、講談社)という本を読みました。全部は読みきれずに、クライマックス部分は家で読了。
とある郊外の街で美容院を営む万季子のところに、ある日一人息子の正樹がスーパーで万引きをしたとの電話が入る。推薦で私立中学への入学がほぼ決まっている正樹にとっては大事な時期だった。
息子が万引きをしたというスーパーの店長・佐久間秀之は、万季子のかつての同級生・直人の兄だったので、万季子は直人にとりなしを求めるべく電話をするが、つながらなかった。やむを得ずそのまま秀之と対面した万季子は、学校や警察へは連絡しないで欲しいと乞うが、見返りに金を要求される。
一度は金を払ったものの、更なる要求をされ、困った万季子は離婚した夫・圭介に相談をもちかける。
相談の上、もう一度だけ金を払うことにして、指定された時刻に待ち合わせ場所に行った二人は、何者かに殺害された秀之の死体を発見する。動転した二人は現場から自分たちの痕跡を消し、その場から去る。
後日万季子の美容院に聞き込みに来た刑事のうちのひとりは、かつての二人の同級生、淳一だった。淳一は「佐久間秀之は銃で撃たれて殺されており、その銃は二十三年前に起きた事件で使われ、その後行方不明になっている銃だ」と告げる。
万季子、圭介、淳一、直人。
かつての仲間が共有し、タイムカプセルに詰めて葬った過去が、いま蘇る。
というようなお話。
・・・すいません、ここんとこレビューやってなかったから、あらすじ能力落ちた!ごめんなさい!すごいわかりにくな!もうamazonとか行って調べるといいよ!
この作品は第56回江戸川乱歩賞受賞作品です。なので、ジャンルとしてはミステリですね。
このジャンル自体あんまり読まないのにレビューというかあらすじは苦しかった。ごめんなさい。
現在起きた殺人事件と、かつて起きた事件のエモノが同一で、主要人物の4人に共有するワケアリな過去があって、読み進むうちに過去の時間軸も描写されて、何があったか段々明らかになるという感じなんですが、なんというか、そのあたりの謎解きを中心に組み立てた作品なんだろうなという印象を持ちました。
ミステリってこういう「犯人はこいつだ」「トリックはこうだ」「実は○○は○○だったのだよ」というのがメインになるんだとは思いますが、個人的にはそういう凶行に至る心理状態のほうに興味があるせいか、読み終えてもおお・・・!という感じにはなりませんでした。わたしあんまミステリ向いてないんだろうなあ。
探偵モノとかでも、人が死んでる現場で、家族やら容疑者やらにグイグイ無神経な質問を浴びせる探偵の神経に疑問を抱いてしまってあんまり集中できません。
しかも図とかを使って解説されるものすごいトリックがあった日には「こんな七面倒臭い計画をしてまでもその人に死んでほしかったのか。その情熱を他に向けるか、いっそ「お前のこと死ぬほど嫌いでこのままでは殺してしまいそうなので頼むからどっか行ってくれ」と金を積んではどうか。もしくは自分がそいつのいない環境に転地してはどうか」とか考えてしまいます。刑務所入るよりよくね?
ミステリ向いてないんだろうなあ・・・久々の読書感想なのに、何の参考にもならない内容ですいません。