皆様ごきげんよう。GO・BU・SA・TAしております黒猫でございます。大丈夫、生きてるよ!でも半ば以上眠りの国で生きてます。
人間は人生の実に三分の一を睡眠に費やすといいますが、わたしもうちょい余計に費やしている気がします。なんかもうここ数日は教会行って懺悔でもしたほうがいいんじゃないかというくらいの怠惰な暮らしぶりでして・・・(※仏教徒)。
今日は図書館で借りていた本の返却日だったんですが、寝てばかりいたせいで一冊読みきれずに返す羽目に・・・!馬ッ鹿じゃないの。マジで。誰かに罵られる前に自分で自分を罵ろうと思います、この豚がッ!
・・・う~ん、これはなんか違う方面な気が。「ありがとうございます」とか言ったほうがいいですか、自分に対して。(ねえよ)
え~とじゃあ、この三下がッ!
・・・これもなんか違うなあ、「ちきしょう、覚えてろい」とか言いながら去らなきゃいけない気分にさせられてしまいます。
なんかもうアレだね、色々おかしいね。元からっちゃあ元からなんだけども。
そんなこんなで酸素を無駄に浪費し続けた一週間だったんですが、昨日、夜中にネットを徘徊していて、わたしの大好きな漫画家さん、波津彬子さんの新刊が出たことを知りました。しかもデビュー30周年記念、雨柳堂連載20周年という記念の一冊。
やだもう何それ買わなきゃ。
というわけで、今日ジムのあと買って参りました、『千波万波』。表紙は蓮さんとヴィルヘルム(猫)。ヴィルヘルム可愛いよヴィルヘルム。
記念の一冊だけあって、企画要素が強い一冊です。巻頭に「雨柳堂」と「うるわしの英国シリーズ」のキャラクターの共演作、間に各界からのお祝いメッセージなどを挟みつつ、今までの作品から何作か再録あり、作者インタビューありと、盛りだくさんな一冊でした。
特に作者インタビューは、漫画家になるきっかけを波津さんの生い立ちから語っていて、必然的に一番影響を受けたであろうお姉さん(漫画家、花都悠紀子さん)のことがたくさん語られていて、興味深かったです。花都さんも好きなので。若くして夭逝されましたが、すごい漫画家さんだったと思います。
お祝いメッセージでは、個人的には伊藤潤二さん(ホラー漫画家、代表作『富江』)の「怖い蓮」が好きです。普通にこの蓮さん伊藤潤二の漫画に出てきそう(笑)。アリだと思いました。むしろ読んでみたい(笑)。
小野不由美さん(小説家)からもお祝いメッセージがありました。そういやなんかで小説の挿絵描いてたよなあ。結構挿絵の仕事もされてますよね。
実は今、画業三十周年記念ということで、お住まいの土地、金沢で原画展が開催されているんです。作品の内容も好きだけど、この方のカラー原稿は本当に綺麗なので、生で見たらものすごいんだろうなあ。
できれば行きたいと思っていたんですが、暇だし、・・・サクっと行ってこようかなあ。
会期が長く、来年の2月までやってはいるんですが、暇なうちにサクっと行ったほうがいいかなと。ちょっと調べてみるか・・・。
わたし金沢には一度だけ行ったことがあるんですが、1月の終わりだったのに雪がまったくないという珍しい年だったのと、バスツアーだったのでグイグイ急いで回らされたので、兼六園で「うはwww雪ないから雪つり意味ないwww」とか思ったことくらいしか印象がありません。でも波津さんがご出身なので、作中で結構金沢を舞台に描いてらっしゃいますよね。風情があっていいわあ。でも住めないわー。
波津さんの作品で「ゆきのとむらい」という短編があるんですが、金沢を舞台にした(と思われる)うつくしくも悲しい物語です。大好きな一作なんですが、読むにつけ、住めないわーと思います(笑)。
和モノはもちろん、19世紀英国とか古きよきアメリカとかたまに現代とかBL的なものとか、結構色んなジャンルを描いてらっしゃいますが、わたしこの方のコメディっぽい話が結構好きです。「NEKOMATA PAPA」(何故かお父さんが猫又な少年の話)大好きなんだぜ・・・。
来月には雨柳堂の新刊も出るとか。楽しみ!