二年近くの長きに渡り執筆してきた時代劇画「上意討ち」が終わった。
言うまでもなく映画をトレースしている。
関係各位には、これはある意味この映画に対する尊敬そして感想なのだ、と御承知していただきたい。
けっして著作を侵害するものではない事を御理解願いたい。
それは原作は勿論の事、前作に著した「用心棒」にも言える事である。
さて、映画「上意討ち」であるが公開当時は久し振りの三船俊郎と仲代達矢の共演という事もあり興奮した記憶がある。
この二人は、当時もそして現在も自身の中では英優である。
強烈な個性と虚飾色は現在も他の追随を許さない。
つくづく、昔の映画の役者は良いと他の役者も含めて思う。
あの頃は映画にとっても良い時代だったのだろう。
さて、この作品における任務は充分に遂行できた、と思う。
画力、構成力をアップさせる事と、一番はペン慣れをする事にあった。
当初はまるっきり、扱えなかった軟性の丸ペンを操れるようになってきたのは収穫だ。
それは他のペンにも言える事だが、振り返ると三年もかかっている。
「用心棒」の時にも「写保帖」の時にも、けっしてペンを充分に操れていた訳ではない。
かくも劇画を書くという事は大変で、長く果てしなく続くという事なのだ。
満足を得るまで書き続ける、それしかないのだ。
さて次回作であるが、ここは「写保帖」が筋であるが、もうひとつ「コンビニ刑事」にも色気が出ている。
いずれにしても、休んでいる暇はない。
遅かれ早かれ人生の終演は迫っている。
おのれの作品の終演の完結を見ずして、この世の終わりを見る訳にはいかない。
生きていればこそである、いろいろな終演を見れるのは。
さまざまなジャンルをこえて、終演こそ完成である。
度重なる終演を体現できる事こそ人生は娯楽なのだ。

言うまでもなく映画をトレースしている。
関係各位には、これはある意味この映画に対する尊敬そして感想なのだ、と御承知していただきたい。
けっして著作を侵害するものではない事を御理解願いたい。
それは原作は勿論の事、前作に著した「用心棒」にも言える事である。
さて、映画「上意討ち」であるが公開当時は久し振りの三船俊郎と仲代達矢の共演という事もあり興奮した記憶がある。
この二人は、当時もそして現在も自身の中では英優である。
強烈な個性と虚飾色は現在も他の追随を許さない。
つくづく、昔の映画の役者は良いと他の役者も含めて思う。
あの頃は映画にとっても良い時代だったのだろう。
さて、この作品における任務は充分に遂行できた、と思う。
画力、構成力をアップさせる事と、一番はペン慣れをする事にあった。
当初はまるっきり、扱えなかった軟性の丸ペンを操れるようになってきたのは収穫だ。
それは他のペンにも言える事だが、振り返ると三年もかかっている。
「用心棒」の時にも「写保帖」の時にも、けっしてペンを充分に操れていた訳ではない。
かくも劇画を書くという事は大変で、長く果てしなく続くという事なのだ。
満足を得るまで書き続ける、それしかないのだ。
さて次回作であるが、ここは「写保帖」が筋であるが、もうひとつ「コンビニ刑事」にも色気が出ている。
いずれにしても、休んでいる暇はない。
遅かれ早かれ人生の終演は迫っている。
おのれの作品の終演の完結を見ずして、この世の終わりを見る訳にはいかない。
生きていればこそである、いろいろな終演を見れるのは。
さまざまなジャンルをこえて、終演こそ完成である。
度重なる終演を体現できる事こそ人生は娯楽なのだ。
