机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

時代が閉店

2013-04-22 06:03:00 | 楽描き
札幌市の地下街の中央に位置する書店が、今月末頃をもって閉店する。

四十年からの歴史があり、地下街ができて以来の店だった、と記憶する。

若い時から勿論のこと、この近年は仕事帰りにも寄り、地下鉄駅の近くという事もあり重宝していた。

重宝ついでに記述する。

この書店は地上のビルの一テナントであり、地上に上がるエレベーターをよく利用していた。

そのすぐ横にはトイレもあり、また店舗前には蕎麦屋があり、かつては店舗横にはスィーツ店があり利便性には事欠かなかった。

街のビットマップが変化してきている。

このビルには昔、よく仕事にきた記憶がある。

書店にはないが、階上のテナントの案内板かなにかで、あと屋上のカルビーのネオン塔にも携わった記憶がある。

二十年前のバブル崩壊から街は変化、というより劣化してきている。

四十年前の地下街が出来立ての頃の、高度成長期の仕事の忙しさは夢泡と化している。

そういう人生の象徴のひとつとしてこの書店はあった。

ああ、今思い出した。

この書店に仕事にきていた。

そうだ、ウインドウの中の看板やパネルを取り付けにきていた。

ああ、そういういえば、最近はこのウインドウ前で待ち合わせをする人の数が減ったような気がする。

かつては、作業の邪魔だったのを思いだす、思い出ついでにホームレスの人が寝ていた事もあった。

四十年か…、

いろいろな事が変化してきて、思い出だけが積層し化石となった。

ありがとう。