机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

目の壁

2020-06-07 06:32:00 | 映画の味方
 最近は古い映画を観るのが好きです。
これは松本清張の推理小説が原作です。

 昔、なにかで読んだのですが、小説の読み手は二派に分かれるそうです。
ひとつは空想科学小説派、二つ目は推理小説派です。この読み手達はけっして他派の作品を読まないというわけなのです。

 つまり、空想科学小説派はけっして推理小説を読まないし推理小説派は空想科学小説は読まないという事らしいのです。

 今にしてみると、そんな事はないだろうと思いますが、当時はなるほどと感心していました。確かに若い頃の本棚をみると空想科学小説が圧倒的に多く、推理小説は一冊だけ松本清張の短編集がありました。

 短編集の表題作は「張り込み」。これもこの映画同様に映画化されて観ています。若い時に買って読んだのでしょう。
この「張り込み」より他の「カルネアデスの舟板」の記憶の方が鮮明でした。いずれにしても買った事も読んだ事も忘れていました。

 話しをこの映画にもどします。
松本清張の映画は沢山観てきましたが、この映画はお気に入りの筆頭です。
とくに後半のシーンは圧巻です。清張映画には珍しく動があり、当時の映画の基本なのでしょうか、初期の007映画に共通するものがあります。

 そういえば「007シリーズ」も推理小説の範疇にはいるのです。小説は、ほとんど読みましたが映画とは別物でした。当たり前です、映画はファンタジーでした。とくにロジャー・ムーアのものは・・・・。

 ずっと食わず嫌いでいた松本清張の小説を、図書館にでも赴いて読んでみようかと思います。
その前に劇画のネームを完成させなければ・・・・・。 

 絵は例によって映画の看板風にレイアウトしました。

 
 スタッフ

 製作  小松秀雄
 監督  大庭秀雄
 脚本  高岩肇
 撮影  厚田雄春
 音楽  池田正義

 キャスト

 佐田啓二  (萩崎竜雄)
 鳳八千代  (上崎絵津子)
 高野真二  (田村満吉)
 朝丘雪路  (永井章子) 
 織田政雄  (関野徳一郎課長)
 宇佐美淳也 (舟坂英明・山崎事務長)
 渡辺文雄  (山本一夫・黒池健吉)
 西村晃   (瀬川弁護士)
 多々良純  (元刑事・田丸利市)

N先生への返信・草稿

2020-06-07 00:41:00 | 日々是茶飲み話

 僕たちの世代は物持ちがよいようです。
おそらくは、リアルタイムではなく、後年に見たのだと思います。

 僕の家はそれほど裕福ではなく、本もあまり買ってはもらいませんでした。多くは他所様や近所の友達の家で見たのです。

 そこは裕福な家庭なのでしょう、幼稚園や学年雑誌等がありました。兄弟の多いところでは、お兄さんお姉さんの本もあり、古いものも見ました。友達そっちのけで、むそぼり読んだものです。

 
 小学校に上がる前後の記憶です。その時の記憶が今もこびりついている次第です。すっかり忘れていたのですが、かば大王のキャラを見て当時の事がよみがえったわけです。