机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

小指の思い出

2023-02-12 03:55:00 | 日々是茶飲み話

 むかしは五十五歳が定年であった。随分と引退するには早いなと若い頃には思ったものだが、自分が五十五歳になった時には、やはり肉体的にも精神的にも壁を感じた。

 ちょっとした高さの段差から飛び降りても足首や膝に違和感をおぼえたり、エスカレーターでけつまづいたりとドジが多くなってきた。挙句に仕事で使う昇降盤で怪我をするというアクシデントをやらかした。

 昇降盤というのは大きな卓上にモーターで回転する丸鋸が附いていて合板やベニヤ板、雑木などを切断する機械だ。

 その昇降盤の回転する丸鋸に不覚にも左手の小指の先がふれてしまった。幸い爪は大丈夫で指先をスッと、かすってしまった。思いましたね、また何でと・・・、忙しく納期に追われていたとはいえ焼きがまわったなと思った。

 なるほど、その時に五十五歳で定年という取り決めも有りだなと思った。人によっては個人差もあるだろうが、やはり壁といものはあるのだろう。当初は指という事もあって驚いたが軽傷で済んだ。

 今その傷口部分は少し盛り上がり、小指は数ミリ長くなったろうか。ギターを弾くのに少しは有利になったろうか。今は笑い話の一つだが、当時は青ざめた。血がそこいら中に散らばったからね。

 絵は週刊誌のグラビアを模写した習作です。この一年はワコムの液晶ペンタブレットに慣れる為に、こういう仕事をしている。紙描きの劇画はすっかりご無沙汰してる。春三月になったら部屋に入ろう。





 
 


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