最近はテレビ等で、何かにつけて「ヤバイ」という言葉を耳にする。凄くても美味くても上手でも、何でもヤバイと感想を述べる。昔は「ヤバイ」とは不良の符丁で状況が不味い時に使われていたと記憶する。
自分も子供の頃にヤバイなどと言ったら親にしかられたし、会社で使った時なども上司が嫌いやな顔をしていたものだ。それに食事が美味かったり物事が上手くいったりした時には使わなかった。
テレビに出ている人間がヤバイ、ヤバイと連呼しているのを聞いていると、まるで犬がワンワン、オオカミがウォーンと鳴いているように思ってしまう。語彙力を大切にしている眼鏡の先生も嘆いているかも。
戦後間もない頃の不良が警察が来たからヤバイぞ逃げろという言葉も時が流れれば、この料理は美味くてヤバイに変わってしまうから面白い。頑固な事を言わずに、これも文化と解釈すれば良いのかも。変わるもの、消えるものも有るのが世の流れか。
それでいくと、今の若い人はジェームズディーンなどという俳優は知らないだろう。ましてや、うじうじしている様な奴をとらえて「いつまでもジェームズ・ディーンを引きずっているなよ」等という言い回しも今や死語なのだろう。
絵は、そのジェームズ・ディーン。映画「エデンの東」の一場面のイラストだ。まだ途中であるが掲載する。うじうじして泣きそうな顔が表現出来ているだろうか。上手くなければ、それこそヤバイである。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます