Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

農業は化学なのである。

2018年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のセミナーは菜園ナビの勉強会という
感じで手付り感が良かった。そんでもって
タイヘン、興味深く話を聞かせてもらった。
 
2コマというのはどうも勘違いだったようで
植物のしくみ、土作りの大切さ、肥料について
の3本立てのセミナーで一つ40分ぐらい。
まあ、さわりだけでだけど、面白いでしょ!と
いう感じで聞き入ってしまった。
 
これぐらいの時間の話だとすんなり聞けると
いうことも実感した。時間が短いぐらいの方が
後で自分なりに調べてみようと思うようだ。
いいキッカケになったと思う。
 
化学式など出てきて、やはり、農業という
のは、土を耕して種を撒いて水をやるだけ
では、野菜は大きく美味しく育たないという
ことはわかった。農業は化学なのである。
 
なぜ育つのかという根本的なことを知って
おかないとやっても空回りするだけだと
いうこともわかった。
 
全てをここに書けないので少し書いておく。
まず、白ナスは焼きナスにするのが美味しい
そうだ。(笑)普通のナスは色が濃い。それは
紫外線から種を守るために色がついているの
であって、白ナスも紫外線から種を守るので
あるが、色が白い。その代わりに皮を厚くして
いる。なので焼きナスの方が美味しい。
なるほど、説得力があるのだ。
 
久々に化学式をみて、こうなるから葉から
水が出てくるのです、という話や、植物は
夜に成長する。夕日よりも朝日が当たる場所の
方が、良く育つ。等々、経験から導き出された
ことには納得するのであった。
 
粘土と腐植の組み合わせた土は理に適って
いて野菜が育ちやすい。マルチは腐植が半減
する、粘土とは何か、というようなことを
とてもわかりやすく聞けた。
パーミキュライトが粘土だと初めて知った。
 
有機肥料に無機肥料(化学肥料)は植物に
とっては同じで栄養素なのであるという話。
ちょっと肥料についての認識も変わったかな。
 
そして、あっという間の2時間半であった。
最後に恒例の集合写真を撮って解散。
そしてたくさんのお土産をもらった。オオマサリの
種ももらったので今年も落花生の塩ゆでが食べられ
そうだ。感謝なのである。
 
時間のある人は1時間位他の話や、質問を受け付け
るということであったが、残念ながら時間が無かっ
たので帰った。
帰り道にお土産をみながら、「農業は科学である」
とシミジミと思うのであった。
たまにはケンチク以外の話を聞くのも刺激になっ
て、いいものなのだ。