洋服の青山

甲州街道沿い仙川から少し新宿方面へ向かった左手に「洋服の青山」があった、少し前に閉店している。
昨日そこを車で通過したら、建物を壊していた、更地に戻すのだろう…もしかしたら新しい契約者が全く違うモノを建てるのかも知れない。
この場所は、「洋服の青山」の前は「Ａ－ＰＲＩＣＥ」というＣ＆Ｃ（キャッシュ＆キャリー：食材の現金問屋）だった、以前は良くそこに仕入れに行っていた、もう４～５年前にそこは閉店している。
当時のＡ－ＰＲＩＣＥの店長は相模原店へ異動となった、私はその近くにも仕入先があり、そこに通っていた。
店長曰く、その甲州街道沿いの場所は、どうやっても車での来客を得られない、反対車線からの進入は不可能で引き返してまでは来てくれない…と言っていた。
「Ａ－ＰＲＩＣＥ」の閉店後、薬局が借りる等のいろんな噂が立っていた、しかし調査の結果ここでの商売は難しいと判断したらしい（あくまで噂です）、そして「洋服の青山」が開店した。
私は時々ここの前を車で通過するのだが、その「洋服の青山」が混雑しているのを見たことがない、ほとんどお客さんの車・姿を見たことがない。
あの青山でさえもその場所での商売は成功出来なかった。
場所が原因なのかはわからない、でもどうやってもダメなようだ、しかしそのすぐ近くにはそれなりに繁盛している店もある、どういう事なのだろうか。
どうやってもダメな場所っていうのは確かに存在する。
狛江の、主要道路からかなり内側に入ったところ、そこはもう何十年も前はスーパーマーケットだった、その後私は会社員で転勤をしていて良くは知らないが、狛江に帰ってきた時には量販電器店になっていた、そしてその店・会社は経営不振で破綻した、そして次の量販電器店に替わった、そこも数年前に閉店した、今はもう何年も空き家になっている。
場所は商売には重要な条件だ、でも誰がやってもダメなのだろうか？
私の店は駅から比較的近い、だけど近隣住民の通勤通学路ではない、みんな隣の筋・もっと中心よりの道を使用している、人通りが少ないのである。
だからかどうかはわからないが、ウチの店が入っているビルはテナント・飲食店の入れ替わりが激しい、気がついてみればもう既にウチの店が一番古い・一番長くやっている。
正直、不景気も相まって厳しい状況ではあるが、何とか頑張っていきたい、末永く、そしてそういうジンクスを打ち破りたい、と思う。

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