「ニッポンには、定食がある。」
世界各国で、今、空前の和食ブームといわれています。
日本の伝統の食文化が、世界で高く評価されるのは、うれしいことです。
その和定食の専門店「大戸屋」はどこの店でも人気ですね。私も時々利用しますが、
先日、大戸屋テーブル・マガジン Taste eye が置かれていたので持ち帰って
読んでみました。
参考になりますので、一部そのままご紹介させていただきます。
◎和食の基本は「一汁三菜」の「定食」
寿司や天ぷらなど、世界に誇れる日本食はいろいろありますが、中でも特に
“ゴールデンバランス”とも称され、健康的といわれているのが、「一汁三菜」という
和食の基本的スタイルである「定食」です。
米を炊いたご飯と味噌汁に、魚介や肉の主菜、野菜や豆腐、海藻などの副菜を
組み合わせた「定食」。
しかも、味噌や醤油など日本独特の発酵調味料を用いた「定食」は、栄養学的にも
すぐれた食事スタイルです。
◎食べ過ぎを抑える「三角食べ」
「定食」の上手な食べ方をご存じですか?それは、ご飯、おかず、味噌汁を順序よく
食べる「三角食べ」です。
「順序なんて、食べる人の自由出は…?」と思うかもしれません。ですが、
「三角食べ」には、食べ過ぎを抑えるメリットがあるのです。
「三角食べ」をすると、薄い味(ご飯)と、濃い味(おかず)を順番に食べるので、
自然と口の中で味を調整することができます。
例えば、口に入れたおかずの味が“濃い”と感じたら、ご飯の量を増やして、
口の中で調味しているわけです。
これは、「口中調味」といって、日本人は当たり前にやっていますが、
欧米人の多くは苦手なのだとか。
「三角食べ」によって、少量のおかずでもご飯をしっかり食べることができ、
おかずからの過剰な脂質や塩分の摂取や、食べ過ぎを抑えることができるのです。
ご飯 味噌汁 おかず の「三角食べ」
「一汁三菜」が良いというのはよく言われているので知っていましたが、
「三角食べ」というのは初めて聞いたので読んでみて納得した次第です。
以前、仕事中ある若い女性が、「食事をするとき、いつもどの順番で食べたらいいのか
迷うのよね」といっていたのを思い出したのです。
食べる順番なんてあまり意識せず適当に食べていましたが、なるほど、
私も自然に「三角食べ」をしていたことに気づかされたのです。
昨今は、三食を和食抜きでも平気という特に若い人が多いのではないでしょうか。
和洋混合でも、この「一汁三菜」で「三角食べ」を意識して食べるのがよいのではと
思います。