愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

日本の神の道とは?

2015-12-16 18:36:54 | 日本神道

日本の神の道とは?

日本には古来より宗教という世界に誇れる宗教はないといえます。

外国よりの輸入の宗教を、時代とともに日本人に合った内容に作り上げて

いったように思います。

外国人の中には、日本に精神的に魅かれて訪れ、感動して帰られるかたも

おられますが、昨今、日本があまりに“西洋化”されていることに愕然とする人も

多いという。

 

日本古来のマコトの神への道は、「神道」と言い宗教とは言えませんが

厳然と存在しております。それは、むしろ人の道―といった概念を持つ、

超宗教的な信仰であります。

日本の神道には、本来、世界のすべての宗教を融合するほどの懐の深さが

あります。

何でも取り入れ節操がないと揶揄されますが、そこが日本人の良いところでも

あります。

自然に畏敬の念を抱き、万物との調和をはかり、争いを好まず謙虚に生きて

きました。

聖徳太子の制定した十七条憲法の冒頭にある「和を以って尊しと為す」の精神

を、美徳と心得ています。

これに対し西洋の宗教や思想では、自然とは人間が制服し、管理下に置くべき

ものととらえています。

この考え方が世界に蔓延した結果、自然はどうなったでしょうか。

地球はどうなっているでしょうか。

温暖化だけの問題でなく、地球と人類のありとあらゆる事柄が密接に織りなされ

影響をもたらしています。

世界の人々は今、西洋的な宗教や思想では救われないことに気づき始めてい

ます。

その時に、新しい価値観として見直されるのが、日本的精神だと思います。

日本古来の、本物の神道である縄文の精神、心の復活を図ることが、現在、

日本の地に生を受けた日本人の使命であると思います。

日本神道をもう一度見つめ直す必要があります。

一人ひとりがしっかりと現状を見つめ、この地に生きている自分に

何が出来るかを真剣に考える時であり、待ったなしの時期であります。

 

 


十二月のこよみ(師走)

2015-12-01 19:04:10 | 日本の文化

十二月のこよみ(師走)

今年もあっという間に一年の締めくくりがきました。

師走はなにかと慌ただしいものです。昔の人は十三日を「ことはじめ」といって、お正月を迎える準備をし、

新しい年神様を迎える準備を始めました。

現代人はせっかちですから、十一月末頃からその準備が始まっているように感じます。

身の回りや生活環境をきちんと整え、スッキリした気分で一年を締めくくり、いい気で新年を迎えましょう。

一年も経てば、生活の中でいらないものが増えてきます。おもいっきり整理をし、適切に処分をすると、

部屋や家の周りの気が軽くなります。家の中が物であふれかえっているようでは、気がうまく循環しません。

一年の締めくくりの大掃除は欠かせませんね。

掃除をした後の空気感は人の心も軽くなるようです。

一年の「終わり」とは、「はじまり」でもあります。

 

新暦の二十一日は冬至です。今年は二十二日(火)になります。

「陰極まれば陽萌(きざ)す」の陰陽五行の原理で、いよいよ陽の気と切り替わります。

陽射しが最も弱く昼間も短い日ですが、この日を境に太陽も次第に光を増していきます。

冬至は太陽の復活を意味する日でもあります。

 

  

「冬至の風習」

◎小豆粥(あずきがゆ)を炊く。

小豆粥は疫病をもたらす鬼=疫鬼が赤い大豆を恐れるという言い伝えがあります。

 

◎南瓜(かぼちゃ)を食べる。

この風習は江戸時代からのもので、魔除けの色とする陰陽五行説の考えがもとになっています。

この時期の南瓜は栄養価が高く免疫力を高めます。

 

◎こんにゃくを食べる。

こんにゃくは「砂祓い」といって体内に溜まった毒素を吸収し排出する食べ物。

冬至に食べるのは一年間に溜まった煩悩の砂を洗い流すという意味も込めているのです。

 

◎ゆず湯

端午の節句の菖蒲湯と同じく、ゆず湯の一種の禊ぎ、邪気祓いなのです。

これも魔除け、厄除けの黄色いゆずを湯に入れて、邪気祓いをするとともに肌荒れをなおし、

風邪を予防します。

 

冬至は邪気祓いとデトックスで心身の気を浄化する理に適った優れた風習です。