「働き者と怠け者」
<働き>には、「肉体的な働き」・「精神的な働き」・「霊的な働き」の三つが
あります。
布施行(ふせぎょう=自分の一番大事なものを、報いを求めないで与え尽くす)
にも、財施(ざいせ)・法施(ほうせ)・無畏施(むいせ)の三つがあります。
「肉体的な働き」・財施は、身を粉にして働くことであり、またそれによって
得たものを、他の幸せの為に与え尽くすことです。
「精神的な働き」・法施は、真理を学ぶことによって、心の幸せ・喜び・安らぎ等
を体得し、それを自然に他に波及することであり、また真理そのものを他に
伝えることです。
「霊的な働き」・無畏施は、神様との一体感を深める為の、<感謝の真祈り>を
祈ることです。そして自他共に真実の<安氏立命>が得られるように、
神様の最高のお手伝いをすることです。
「肉体的な働き」には限界があるのです。しかし、「精神的な働き」は、肉体的な
働きの億倍以上の働きにもなるのです。
従って自分の働きを大きくする為には、真理の学習と祈りの実行が大切に
なるのです。
<ありがとうございます>と感謝一筋に生きて、霊的・精神的・肉体的な
三つの働きを、調和した姿を拡大させてゆくことが大事になのです。
<働き者>は、極楽への道を歩んでいるのです。
<怠け者>は、地獄への道を歩んでいるのです。
働くほど貸しが増えるのです。利息が付いて、貯金が増えるのです。
また神様の無限の徳も受け易いのです。さらに働きが大きくなって、
自然に極楽に近づいてゆくのです。
怠けるほど借りが増えるのです。利息が付いて、借金が増えるのです。
借り即ち業想念が心に蓄積されて、その重荷・縛りを受けて、ますます
怠けることになるのです。
また業想念の奴隷に陥れば、神様の助けを拒絶することになるのです。
だからこの世でも七難八苦で一杯になり、地獄への道を転がり落ちることに
なるのです。
恐怖心・精神的苦痛・この世の不如意を解消する為には、
先ず借りを減らすことが必要なのです。
マイナスへの傾向をプラスへ向ける為には、神様の助けが絶対必要不可欠
なのです。
その為には、生きることの<真剣さ>が絶対条件です。
<働く>ということは、謙虚に、真剣に、喜び勇んで、<働けば働くほど>
神様の力が湧き上がって来るのです。
神様の御用に使っていただくことが、神様のお手伝いをさせていただくことが、
本当の働きなのです。
神様は常に、すべてに無限に幸せを与えようとしているのです。
そのお手伝いをすることが、神様の無限の助けを受け入れることになって、
神我一体の自覚を深めていただけるのです。
抜粋 「地球一切を救うヴィジョン」 白峰 徳間書店
自分の内にいる内在神を全面的に表に出す、日々の努力、謙虚さ、
感謝をもって生きる働きを***