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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 333 画像の不安2

2006-06-28 | 感情ストレス
昨日の続き。

写真は最近の患者さんが持参した写真である。症状は約10年前からの発症である。症状は、左頚部、左肩、上腕、前腕、小指側に痛だるい症状がでたり出なかったりと不定愁訴が起きている。

今年の2月頃より増発し、いろいろな治療を行ってきたが改善せず、6月に整形外科でMRIをとり写真のような「頚椎ヘルニア」が見つかった。C4/C5レベルの髄核の突出が確認された。

患者さんの訴えている症状は、小指側である。仮に解剖学的に「神経障害」が関与している神経は「尺骨神経」出る。尺骨神経はC4/C5より下位のレベルである。解剖学的にはC7かC8レベルになる。

また、髄核の突出による神経根圧迫であるなら神経麻痺は起きるが痛みは出ない。まして神経根の走行レベルに限局した感じではなく、広範囲に至る症状と結びつけることは矛盾がある。

もう一つ疑問に思うことは、症状が消えたりでたりするのがおかしい。髄核の突出が神経根を圧迫していることが原因であれば、髄核の突出が引っ込まなければ症状は消えない。この患者さんが症状が悪化したのは2月頃になってからである。

仕事の関係で多忙を極めていた時期である。精神的なストレスが大きな引き金になっている。このあたりから攻めていかないと改善は無いだろう。自分の首がこんな状態である、この写真をみたら誰でも「ヘルニア」が原因であると思う。思うというより引っ込めてもらいたい。小生も同じ気持ちになる。画像による不安が募るばかりである。

拳骨



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