昨晩、N局テレビで「ストレス」を科学する番組を見た。(昨晩ではなかった。録画したものをみた)
ストレスが身体にどのような影響を与えるか、数値化し評価するものである。ストレスによって交感神経が興奮し、その影響で消化酵素の一部が唾液の分泌液の中に増えるのを測定し、どのくらいストレスの影響を受けているかである。
ほとんどが自律神経系の働きを利用した測定である。CCRKにもHRVという機器がある。これもストレスによって自律神経系の変化を心拍変動の変化を数値化するものである。
番組では、ストレスは「交感神経系」の優位な状態がストレスを受けているようなことを言っていたが、臨床では必ずしも交感神経優位型のストレスとは限らない。
番組でも急性期のしトレスは交感神経系が優位になっている実験をしていた。確かに急性期のストレスは「交感神経系優位型」の数値が大きく上昇する。CCRKを訪れる患者さんには、慢性的な感情的ストレスを抱えた人は「副交感神経系優位型」の患者さんがいる。
ご婦人方で、全身的なだるさや、気分の落ち込んでいる人、やる意欲がわかない人などに多くみられるのが「副交感神経系優位型」である。逆に、積極的に、意欲的に頑張れる人に多いのが「交感神経系優位型」が見られる。一般的に言われている症状と大方一致する。
上の写真が「交感神経優位型」下が「副交感神経優位型」の測定したグラフである。赤色(SNS)が交感神経 青色(PNS)が副交感神経 である。理想的な比率は6対4の交感神経優位が理想的なバランスである。
テレビでは漢方薬で1年近く掛かって改善した症例を挙げていた。ストレスを単なる数値でみるのではなく、身体のエネルギーのブロックを解放し感情ストレスの治療では大きく変化させることが可能である。これからはこのようなエネルギー治療が「ストレス治療」の最先端治療になることもあるだろう。
拳骨
しかし医療もそのあたりに目をやるようになったのだなぁ~って思いました。
病院で不定愁訴の治療法があったほうが驚きでした。とっても面白かったです。
今から、医療の将来を展望してくる時代の流れに乗り遅れないように先乗りした治療家が患者さんの要求に応えられるようになるでしょう。
お互い頑張りましょう。