No 674 ムチ打ち症異常なし

昨日きたムチウチの患者さん。1週間前に交差点で正面衝突して負傷する。幸いスピードが出ていなったのでたいした損傷もなくすんだ。

用心のため、翌日近くの整形外科に受診する。単純レントゲンを撮り検査の結果レントゲン状は異常なしの診断が着いた。当人もこれと言って症状もなくその後放置していた。

2,3日して首の痛みと可動域の制限がでてきてCCRkに来院する。昨日の来院時に検査をすると頚部の可動域はかなり減少し、左右の回旋、屈曲で顕著な制限がみられる。

整形外科ではレントゲン上異常が見つからないと（何を基準に異常なのか？）治療の方法が定まらない。シップくらいなものである。レントゲンしか検査方法はないものなか。触診や視診でもた他覚症状は見つけられるはずである。

写真は患者さんを正面から写したものである。右側の胸鎖乳突筋が腫れている。回旋時と屈曲時に顕著に同部位に痛みが出る。圧痛も著しい。みただけで腫れているのがわかる。整形外科は骨の異常を見つけるだけの専門医なのか？

このような見過ごしをすると患者さんが治療家への信頼感がなくなる。感情的なもつれから治療が長引くことになる。そうならないように早期の改善が必要になる。

拳骨