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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 668 肉離れ

2007-08-30 | スポーツ障害
昨日の新患。高校2年生。硬式野球の選手。主訴:右肘痛、左股関節痛。痛くても何とか練習をやっている。やっているというより休めない。

休めないというより、自分から痛いから休ませてくれとは言い出せない。変わりは沢山いる。もうじき秋季大会が始まる。来春の選抜がかかっている大事な予選である。

今、ここで「痛いから」ではベンチから外れる。痛くても我慢の時期である。いいとか悪いとか別問題である。選手はいつベンチから外れるか不安な時期である。当然痛みで満足な動きができない。指導者は気づいているはずである。

検査の結果、左大腿部(上部)に鶉卵くらいの大きさの「こぶ(しこり)」がある。筋肉の損傷(肉離れ)の出血が瘢痕組織になってこぶ状を形成してしている。筋肉は柔軟性に欠け屈伸痛が顕著にでる。膝90度以上は曲がらない。この痛みは経験者以外はわからない。(だいぶ痛いものである)

治療はAMCTで行う。痛みに対して防衛的な神経機能異常は筋肉の緊張も引き起こし、患部に対しても痛みを増強させている。神経機能異常の改善で筋肉すなわち神経の興奮が改善される。治療後は屈伸ができつようになった。

そのご、部活の人間関係に感情が残っている。イメージさせて屈伸されると痛みが再発する。病的な条件反射を起している。このままでは部活にいくと痛みが増強しいつになっても直らない。感情を開放する。

今朝、朝一で来院した。正座ができるようになった。練習はもちろん全て同じメニューで行わせる。指導者の交代で対人関係に感情が絡んで、いやいや練習をやっていたようである。そんなときのケガ(肉離れ)である。スポーツでケガをしたことがあれば、ケガが偶然か必然的か思いこしてみると気づくことがあるかもしれない。

昨日の答えは、患者さんがあまりにも足がだるいから自分で揉んだためにでき内出血班であった。問診を十分行えばわかることであった。反省。

拳骨


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