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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 994 体が硬い

2009-06-18 | スポーツ障害
野球選手。主訴は右股関節痛、右肩痛、右肘痛である。半年前から痛みがでて専門医で治療をしていたが練習を休んでいると痛くなく、再開すると痛くなるの繰り返しで試合に間に合わないと来院する。

ポジションは捕手。右投げのためスローイングの軸が右股関節になる。この動作が負担になると思っている。そのため右股関節の痛みをがでた。

痛みの順番は、右肘、右肩、右股関節の順位痛みがでた。この発生順番を参考に痛みのメカニズムを解明していくことによって治療の手立て役立つ。

逆に捉えるとメカニズムがわからないと治療は成立しないことになる。治療後は楽になるが再開すると再発することになる。

大方の肘、肩の傷害は代償的なことが多い。目先の症状にとらわれていると改善しない。根っこの部分を根こそぎ取り省けば末端の症状は全て改善することが多い。

さて、この選手の身体はどこの関節を評価しても硬い。ここでいう硬いとは単なる関節可動域の減少をいうのではない。

例えば、関節の可動域が90度とする。90度動けば正常である。これは整形外科的な評価の仕方である。このような評価も必要である。

神経学的評価をしてみよう。同じ90度でもその動きのなかの神経学的な評価でる。関節運動で筋肉の機能は神経学的な評価である。

この関節運動における筋肉評価は重要である。共縮現象が起きている状態では動きが重い。更に、姿勢反射機能が低下していると関節運動の関連筋が機能しなくなる。

お母さん「この子はいまだに手が床についたことが無いんです。14年間もですよ。」

患者「僕は体が硬いから手が付かないんです。」

この手が付かないとは「体前屈」のことである。治療後は床に着くようになった。お母さんも患者さんも驚くが、器質的な問題が無ければ簡単に改善する問題である。

このような問題も前頭葉が大きく関与していることもあるので見逃せない。


拳骨


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