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ガルパン最終章第4話本予告第1弾から その2  継続高校の新たな戦車

2023年07月26日 | ガールズ&パンツァー

 周知のごとく、7月上旬にガルパン最終章第4話の本予告第1弾が公表されました。第3話の対継続高校戦の続きから始まりますが、第1弾ですから第2弾もあるでしょうし、重要な場面の予告は第2弾のほうでなされる可能性が考えられます。

 前回は大洗女子学園チームの車輌群について述べましたので、今回は継続高校チームの車輌群について綴ってみましょう。
 上図は、第3話から出ているT-26軽戦車です。継続高校チームは全部で15輌から成るようですが、第3話の時点ではBT-24が1輌、ヨウコの搭乗車1輌が内部構造からⅢ号突撃砲G型と推測される他は、T-26軽戦車ばかりが出ています。おそらく15輌の大半をT-26軽戦車が占めているものと思われます。

 

 上図のシーンでは、フラッグ車のBT-24に随伴する直衛らしきT-26軽戦車の姿が見られます。既に第3話の時点でT-26軽戦車はみな同じ形状をしており、第二次大戦期のフィンランド軍がソ連軍から鹵獲した各種のT-26軽戦車を運用していた史実は反映されていないものと思われます。

 その各種のT-26軽戦車とは、パロラ軍事博物館の所蔵する保存車輌に限っても1933年型、1936年型、1937年型、1938年型、1939年型の5種類が知られますが、ガルパンの劇中車は1938年型のT-26(OT-133)つまりフィンランド軍での分類車番Ps. 164-9あたりを唯一のモデルとしているようです。複数の型式を出してしまうと、アニメの3Dモデル作画のコストがかかってしまうからでしょう。 

 

 そして今回は新キャラクターが一人、上図のようにアコーディオンを持った、「レニングラード・カウボーイズ」が元ネタのような極端なリーゼントの姿で登場しています。既に第1話にてミカ達のタワーワゴン車の横に並んで登場していた3人のメンバーのうちの一人かもしれませんが、名前などの詳細は明かされないままです。

 そして、その搭乗車両も砲塔内部のみですが、新たな車輌であることを示しています。サークルのAFV部会にて自他ともにソ連戦車通とされている先輩のF氏に、上図の画像を見せて、フィンランド軍が鹵獲したソ連軍車輌である旨を説明したら、しばらく考えて、「僕はいささか不勉強なもので、自信は無いけれど・・・」と謙虚に前置きしたうえで、「KV-1の1940年型で装甲を強化したEだろうね」と言いました。

 その根拠として、フィンランド軍が継続戦争で鹵獲したKV-1は2輌で、1940年型と1942年型があり、いずれもパロラ軍事博物館に現存していることを述べたうえで、劇中車は砲塔後部が直線であるので、1942年型の丸い鋳砲塔のKV-1Cではない、砲塔後部が方形である1940年型のKV-1Eが該当する、と話してくれました。

 これにより、継続高校チームの新たな戦車がKV-1Eである可能性がほぼ確定した形になりました。そうすると、以前に劇中の戦車道ニュースか何かで継続高校のKV-1の所有に関してプラウダ高校が異議を唱えていたという件が思い出されますが、その問題のKV-1にあたるのでしょうか・・・?  (続く)

 


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