前回のMR(旧式)、一言でいえば「1000万人の発狂した僧侶が一斉に般若心経らしいお経を唱える」という感じで、こちらまで基地外になりそうになり、閉所恐怖症気味のわしは一度だけギブアップ。その後持ち直して検査終了まで耐えましたが、プチトラウマね。で、今回、新型になり、BGM&検査技師の指示伝達用ヘッドホーン完備で被験者の精神的負担軽減ね、という段取りです。それでは今回の体験レポートをお伝えします。
前奏曲 コンピユーターによるオルゴール風音色の「涙そうそう~島唄」
第一楽章 鼓動
第二楽章 磁気共鳴
第三楽章 磁気と電波によるハーモ二ィ
第四楽章 輪切りの私(800小節休止符のみ)
(演奏時間約20分)
筒に入ると同時に鼓動音、ああ、これってピンクフロイドか医学映画の世界ね、赤ちゃんは落ち着くらしいが、おぢちゃんは五月蠅くてかなわんわ~え、ドンボンドンドン、低音ブザーが鳴り始めビービービ―「危険が接近中もしくはこの宇宙船は5分後に自爆します速やかに退去せよ」とかね、あれ音程リズムが変わり、4分音符3連符入り乱れておほほ~基地外よ~遠くで口笛吹が悲しい旋律を奏でるも検査技師の声と同様聞き取れないし、困るね。おやまあ、磁気単独旋律から電波までメロに加わり不思議なハーモニィを歌います。嗚呼、君たちの世界の歌を人間の僕に聴いて欲しかったんだね、うん、美しいが煩い五月蠅いう・る・さ・い~。
30分後「は~い、検査終わりましたご苦労様です」
前回のトラウマ克服し耳鳴りのみ残る。
病院と思えないロケーションでカニクリームコロッケ・620円(飲み物付)を頂いて、
日本庭園でしばし佇むおぢちゃんに「外は寒いですよ」と優しい看護婦さん。
よんでくれてありがとうございます。