那覇の街は渋滞。夜空が薄らと青。
俺たち誠心誠意サービス命!とは言ってなかったけど。
波ぬ花・ワインとスープ・イカ墨パスタ・そしてサービスでイカの絵入りカマボコ。
グラタン食ったら満腹。
嗚呼、気分転換終了。
よんでくれてありがとうございます。
那覇の街は渋滞。夜空が薄らと青。
俺たち誠心誠意サービス命!とは言ってなかったけど。
波ぬ花・ワインとスープ・イカ墨パスタ・そしてサービスでイカの絵入りカマボコ。
グラタン食ったら満腹。
嗚呼、気分転換終了。
よんでくれてありがとうございます。
20××年 第三惑星 チタマ この星の住人はお互いを差別しあい、ランク付けすることによって何とか正気を保ってきたが、その内包する矛盾ゆえ、全員、徐々に狂い始めていることに気が付いていない。
ちなみに色(白、イエモン、赤、黒)と住む地域などによってランク付けするのであるが、この基準でいけば、白で金持ちのメリケン国がランクの最上位になる。だが、たかたか300年ほどの若い国であり、イエモン国家のポンニチに文化で負けたりもするから安泰ではない。まあ、この星のシステムがこの物語のテーマではないので、今回はこれ以上論じるのは止めて本題に入りましょうね。
「けけ、ポンニチ国の首都エドの住人であるわしはポンニチに於いて当然ランク最上位ね、で、今回、ランク最下位の南海の孤島リュウチュウ県に遊びに行ってやるかね。土人の島だが、なんでも独特の風習と、おもてなしが楽しいとか噂になっており大勢のエド住人行っとるから、最先端最上位のわしが行かないわけにはいかん!あれ、行くのか行かんのか訳が分からんが行くわけね。まあ、向こうには「目が合っただけで兄弟」とかいう合言葉が有るから、フン、前回、チョット知り合った土人から、リュウチュウでも料理専門家&おもてなしのプロ「ズンコ」の個人情報ゲットしてあるから問題なし。わしをもてなすのは当然である。」
その翌日、ズンコの携帯に見知らぬ番号の着信が有る。不信感を抱きつつ対応すれば「お~土人のズンコか、わしは伊右衛門といって、ほら、君の友人の××、あれから君の携帯番号と自宅の住所貰ってやったから、速やかにおもてなししなさい。ちなみにわしは今、君の家の前じゃ、わざわざ来てやったので即、招き来入れるように」
××?あ、この間会ったばかりでよく知らない人・・・え、勝手に私の家教えたわけ?伊右衛門って・・・全然知らない。あまりの非常識に頭がクラクラし左右に揺れるが、振れの大きさが尋常じゃあないのはズンコが大頭の持ち主であることと、あながち無関係ではない。あ、話がわき道にそれたが、それだけショックを受けたという事です。
しかし、しぶとく立ち直りの早いズンコは2秒でこれからの方針を固める。そして伊右衛門を自宅に招き入れる。
「伊右衛門様、ようこそリュウチュウにお越しくださいました。ワタクシ土人のズンコ、誠心誠意おもてなしさせて頂きますが、郷に入っては郷に従えの言葉通り、例えば、もっと南洋の未開の地とか裸で槍の生活の村においても、現地の食物、酒など進められたら絶対に断ってはならず、もし、そうすれば大変失礼に当たり、場合によっては死をもって償う事もあることはご存知でしょうから、こちらでも同様、私のおもてなしには必ずお答え下さり、絶対に御断りの無きよう、お約束下さいませ」
「あ~それでよろしい、OKである」
そうしてズンコのおもてなしが始まる。
「お酒 普通は処女の皆様が噛み噛みして醗酵させた、いわばドブロクですが、伊右衛門様には特別に100歳以上のおばあの噛み噛み酒をご用意いたしました。」見れば黄色く濁ったぶくぶくが腐敗臭を伴い、ツーンとした臭いに目がクラクラ。それでも飲まないといけないので飲み始めるが、飲むはしから戻してしまうので、いっこうに酒が減らない。伊右衛門の目が真っ赤になり涙ぐんでいるようにも見える。しかし伊右衛門も最上級ランクの人間として約束を守るため必至であり、なんとか2升のゲロ酒を飲み干す。
「お魚は淫ガンダルマという私どもでも滅多にお目に掛からない、食べたとしても一切れか二切れだけの大変貴重なお魚の刺身を用意しました。大皿でどうぞ」
「あ、これ、脂がのって美味ね。うふふ」しぶとくも少し酔い始めた伊右衛門は束の間の幸せに生き返る・・・オニオンビールや泡盛「茎の雫」も旨い。
これから、更におもてなしは続き、ヤギ汁10杯+生ヨモギとパクチー乗せ・ハブ酒のハブだけを取り出し、かば焼き仕立ての島唐辛子あえ・大鰻の生焼き・山原クイナの焼き鳥塩味(これ、旨いかも)・豚の生血ゼリー仕立てなど、さらに20皿の珍味が続く。
「伊右衛門様におかれましては死相なご様子。これほど満足なされるとはズンコも幸せでございます」
どの様な姿になったかは描写しませんが、お尻から油をまき散らしながら、口からは・・・
伊右衛門が無事、エドに帰れたかどうかは定かではないし、その後、彼の姿を見た者はいない。
よんでくれてありがとうございます。これは実話を基に書いた創作です(当たり前だろうが~)
足立記者のアドバイスに感謝。まぜのっけ朝食ミニ・290円。