いわゆる修羅場・・？

戯休「今日は・・・ちょいと何かを話題に挙げるのはお休みさせていただこうかと。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ほう・・・・・久し振り・・・だな・・・・・・・。」
魔女「相当話題が無かったんだねぇ。　こんな時間になったし、諦めたのかい？」
戯休「というより、仕事が忙し過ぎてどうにもならない。　今のこれも茶を啜りながらやってるんだけどさ。」
公爵「はっはっはっは・・・。　成程成程。　これまた久し振りのそっちの追い込まれなわけだ。」
戯休「昼は東京へ出張だったんだ。　で、帰って来たら突然今の現場の検査が明日になって、少し先で良いと言ってた書類も明日粗方出せというお話・・・。」
女王「つまりは・・・修羅場ですか。」
戯休「正に。　こいつぁ大変だ。　あっはっはっはっは・・・。」
旗本「ふむ・・・追い込まれ過ぎると人は笑うと言うが・・・その様な状況か・・・。」
戯休「せめて東京出張が無かったらなぁ・・・。　でも、それだって数ヶ月前から言われてた事だし、本当にタイミングが悪い・・・。」
執事「しかし、主殿にしてはとんと聞かない単語ですなぁ、出張とは。」
戯休「普通は東京で仕事なんてしないからね。　上の姉夫婦がマンションを買って、その部屋に作り付けの家具を置きたいという事で、家具屋さんと出張ってきたですよ。」
公爵「ほうほう。　それなら話は判るよ。　でも、何気に東京の業者のほうがアフターの事を考えれば良くないかい？」
旗本「有無。　対応の早さに関して言えば、やはり距離が離れているのは不利にしかなるまい。」
戯休「まぁ以前は家を建てたいって話をしてて、結局ナイスな土地が見付からずにマンションを買ったわけですよ。　だからせめて家具だけでも仕事を回そうという思いやりなんでしょ。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それなら・・・・・納得だが・・・・・・。」
戯休「とはいえ、あっちで業者に頼むよりはずっと良い物にしてみせますとも。　同じ価格ならより良い物、同じ品質ならより安く、だ。」
執事「折角の思いやりであるならば、そういう形で返すのが一番でしょうな。　結構な事かと思いますぞ。」
魔女「ま、それはそれで頑張るとして・・・・とりあえずは今日の問題さね。　大丈夫かい？」
戯休「う・・・大丈夫も何もやるしかないわな・・・。　全国のサラリーマンの方々、ごめんなさい。　俺、少し前までは出張とかって楽しそうだなってずっと思ってました！　羨ましい位に思ってました！　でも間違いでした！　流石世の中上手く出来てません！」
女王「仕事ですから当然でしょうね・・。　さぁ、急いで手と頭を動かさないと・・・また睡眠時間が無くなりますよ？」
戯休「それはイヤァァッ！！　昨日だってあまり寝れなかったんだから勘弁してぇ！」