唐突な休み

戯休「昨日は本当に急遽休みになったんだよ・・・。」
魔女「へぇ？　良かったじゃないさ。　8月まで無休の予定だったんだろう？」
戯休「そうなんだけど・・・何気にこんなに嬉しくない休みというのも中々無いわけで。」
公爵「おいおい。変な事を言うじゃないか。　逆に休みが出勤になったら地獄に落ちたような顔をするのに。」
戯休「・・・だって、超突貫工事なんだもの。　覚悟を決めて休みなしのつもりでいたし、その分後でしわ寄せが行くのではないかと思うと、どうにも・・・。」
魔女「まぁねぇ・・・。　ちなみにどうしてそうなったのさ？」
戯休「下請けの職人さん達が流石に体力が尽きたという事で・・・。」
公爵「それは強制出来るものではないよねぇ。　むしろ率先してそうさせてあげるのが主殿の役目だろう？」
戯休「勿論そうではあるけど、やっぱり複雑なんだよ・・・。　でもまぁそれで少しでも体力が戻ってくれるのなら良しとしなきゃいけないね。」
魔女「ぶっ続けでしたところでどんどん効率は落ちるからねぇ。　そういうデメリットや回復によるメリットも考慮する事さね。」
戯休「だね・・。　怪我や事故なんてなったらそれこそそれどころじゃないし・・。　正しい事だったと思いましょう・・・。」
公爵「そうともそうとも。　主殿だって休めたのだろう？」
戯休「俺はそれでも3週間振り程度だけどね・・・。　折角だから俺も知力の回復に努めました。」
魔女「そこではっちゃけられるほど若くないのはこっちも承知してるさね。」
戯休「ああでも、2台目のechoshow5の設定はしたよ。　親が呼ぶのに使いたいだろうし。」
公爵「ほうほう。　面倒だったろうけど、無事に済んだのかい？」
戯休「実のところ、部屋で2台並べて入念に下準備はしてたからね。　一応は無事設置完了ですよ。」
魔女「それって主殿の2台目として登録したのかい？」
戯休「うん。　そうするとメリットもデメリットもあるけど、メリット重視で。」
公爵「ふむふむ。　メリットは・・・・まぁ同一アカウントで登録すれば設定は簡便になったりするだろうねぇ。」
戯休「ネットワークの設定もクラウドに保存されてるみたいだから設定なしで繋げられたしね。　俺の入ってる有料会員特典が使えるのも大きいでしょ。」
魔女「で、デメリットは何なのさ。」
戯休「俺の個人情報がバレる可能性あり？」
公爵「親しき仲にも何とやら。　家族であってもそれは同様ではあるけどねぇ。」
戯休「ちょっと困ったのが、カレンダー連携かな・・・。　グーグルカレンダー連携でアレクサに表示させたりしてたけど、そういうのが居間のアレクサに表示されるというのは好ましくない。」
魔女「仕事にせよプライベートにせよ、何かと思うさね・・・。」
戯休「そういうわけでカレンダー連携は外したですよ。　表示されなくなったけど仕方がない。　アマゾンの配達予定とかは表示されちゃうけどさ。」
公爵「それだって好ましくないだろう？　いっそ別アカウントを用意したほうがよくないかい？」
戯休「ああでもそうするとプライム関連で無くなっちゃうからさ・・・。　音楽にしろ動画にしろ遊べたほうが良いじゃん？」
魔女「どうせなら、さね。　ま、支障がまだまだあるようであれば改めてそうすればいいってもんさ。」
戯休「とはいえ、活用するのはもう少し先になりそうだけどね・・・・。」
公爵「はっはっはっは・・・・。　さしものアレクサもやはりまだまだ取っ付き難そうかい？」
戯休「うん。　ま、そのうち慣れてくれると思いたいけど・・・。　俺自身もまだまだ手探りだし、仕方がないね。」
魔女「何が出来るかイマイチはっきりしない点があるからねぇ・・・。」
戯休「それでも昨日の夕飯時にはそれを使って呼び出したから、妙な嬉しさはあったよ。　活用しようとしてくれると嬉しいもんだ。」
公爵「そこでそういうお年寄りにも有用となれば、いよいよこのジャンルの未来は明るいというもんさ、うん。」
戯休「そうあってほしいもんだね・・・。」