Panasonic ジアイーノ F-MV1000

戯休「今日はパナソニックの空間除菌脱臭機『ジアイーノ　F-MV1000』のお話。」
公爵「ほうほう。　空間除菌脱臭機。　それは空気清浄機とは違うんだね？」
戯休「臭いやウィルスに対応して空気を綺麗にするって目的は一緒だけどね。」
公女「じゃあ、方式そのものが違ったりするのかなっ？！」
戯休「普通の空気清浄機は基本的に空気を取り込んで、フィルターとかで綺麗にして吐き出す仕組み。　これは次亜塩素酸水を吸ったフィルターにファンで空気を送らせて除菌脱臭させる仕組み。」
公爵「ふむふむ。　水で言うと、ろ過させるか、何か添加させるかという違いかねぇ。」
公女「あははははっ！　それだとろ過のほうがずっと聞こえが良くなっちゃうよっ！」
戯休「まぁこっちについては一長一短あるってのが正しいと思うよ。　ちなみにこの方式自体はそれなりに前からあったんだよ。　ただ今回、一般ご家庭の8畳未満用に小型化されたのが発売されたですよ。」
公女「じゃあ業務用とか、広いお部屋用のはあったってことだねっ！」
戯休「最初は通常の家電店では取扱しないほどだったよ。　俺も初めて知ったのは、それでもようやく10畳未満頃になってようやくという遅さだった。」
公爵「成程成程。　そのくらいの頃から気にはしていたのかい？」
戯休「何しろ高価だったからね。　某大型家電店の総合冊子で空気清浄機のところを読んでたら、べらぼうに高いやつがあるからびっくりしちゃって。」
公女「そういう時に群を抜いて高価なのがあると、気になっちゃうよねっ！」
戯休「そうそう、　で、読み込んでいくと、成程こんなものもあるのかと関心しきり。　ちよっぴり憧れの家電になってたのですよ。」
公爵「はっはっはっは・・・・。　それで、価格は如何ほどなんだい？」
戯休「今回ので約8万円にまで落ちたらしい。　空気清浄機としては勿論高いけど、まあ同列に並べられるくらいにはなったかなと。」
公女「あまり価格が違いすぎると、同じ様に比べられないしねっ！」
戯休「流石に二の足と言わず十の足を踏んでしまうけど、それでも何だか近づいてくれたことが嬉しい気分。」
公爵「さながら乙女のような感じだねぇ。　いささか気持ち悪いが。　でも、それだけ高性能なのだろう？」
戯休「口コミだと、やはり脱臭能力は相当なものらしいね。　高級な空気清浄機でも抑えきれない匂いでも、即座に効果があるとか。」
公女「やっぱり一度取り込んで処理するより、消臭物質を空間に送り込み続けるほうが効果が高いのかもしれないねっ！」
戯休「そう思うよ。　清浄機本体の大きさだってそんなに大きくないのだから、比較すれば分が悪いさ。」
公爵「ふむふむ。　聞く感じでは良いところづくめで、流石は高級機という気もしてくるねぇ。」
戯休「ただ、よくよく調べると、やっぱり何も気にならない完璧な存在というわけでもない。　臭い匂いを消してくれるかもしれないけど、次亜塩素酸の臭い、いわゆるプール臭についてはわずかながら存在してしまう。」
公女「気になる人は、生活臭より気にしちゃうかもしれないねっ！」
戯休「他にも、『酸』なだけに送風を過度に当てると鉄が錆びるとか、定期的に水を給水しないといけないとかいうのもある。」
公爵「快聴亭みたいに鉄分の多い環境だと、過度に当てないにしても気にはなってしまうねぇ。」
戯休「そして、喫煙場所では使えないこと。　これは何気にもっとも押さえておかないといけないポイントじゃなかろうか。」
公女「そうだねっ！　家庭内の悪臭といえば、タバコの臭いが今や最大の悪役にしてラスボスなんだよっ！」
戯休「介護の現場やペット臭、焼き肉とかの臭いには無類の強さを誇るかもしれないけど、そこは正直残念なところ。」
公爵「すると、タバコの臭いも考慮する場合には、通常の方式の空気清浄機にお任せしないといけないねぇ。」
戯休「そうでなくても、改めて見てみると、最近の空気清浄機の性能はやっぱり凄いと思うしね。　その意味では、通常の場合においては普通の空気清浄機でいいと思うよ。」
公女「でも、そうしたデメリットを知った上で導入すれば、それこそ物凄く能力を発揮しそうな機械だねっ！」
戯休「俺も空気清浄機を新調したいわぁ・・・。　空気が淀んでるもの・・・・。」
公爵「それはまぁ・・・・住んでる人から発せられる負の邪念が原因じゃないのかい？」
公女「そればかりは次亜塩素酸でも草津の湯でも抑えられないねっ！」