Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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夏スケッチ

2010-08-11 | 時代の光景U+203CU+FE0E
入道雲がなんとも鮮やかだ。

この夏は、こんな風にして夏を迎え、こんな風にして夏を過ごしてることが、可笑しくもあり不思議でもある。

去年がきたように、来年も再来年もやってくる。

駅前には、今日も百万通りの人々が百万通りの言い訳を抱え、行き交いすれ違う。

結局、何が言いたいのかと言うと。
冷蔵庫が壊れ、DVDプレイヤーが壊れ、クソ暑いのに電気屋行ってクソ暑いのに、じっとじっと、中々こない遅れ遅れの配送を待ってた。
そんな今週の大事業の苦労を語りたいのだ。

チクショウm(_ _)m

マツのは嫌。

待ちくたびれた人生と待ちぼうけ人生。

たかだか電気屋配送待つだけなのに人生まで引き合いに上げる。

待ちきれなかった。
コンビニでおにぎりとアイス買いに行った。
その隙にきたがった。

待ちくたびれた俺に、ちゃんと待ってろよと言わんばかりの冷たい視線で、ガリガリ君を手にした俺を見る。

言い訳したかった。
俺がどれくらい待ちくたびれたのか。

ご苦労様、暑いのに大変ですね。
なぜ俺が媚びるのか。
ガツンと強気で行くべきだ。
配送助手がおじいちゃんだった。
リストラか定年後も家のローンがまだ残っているのだろう。

おじいちゃんのその目こそ、終戦特集で見た、あのガダルカナルに散った日本兵の瞳だったのだ。

配送人は俺のサインを受け取り、無機質に設置し立ち去った。

敬礼

ガダルカナルよ日本は負けたのではない。
待ちくたびれただけなのだ。