８月夏スケッチ

いよいよ９月が見えてきた。

来年も再来年も夏はくるけど
この夏には、もう二度と出会えない

そう思えば、このクソ残暑にも風情があるもんだ

一通り僕の修行の旅も架橋を過ぎ、峠を越え、遠くに海が見えてきた。

そんなところか。

まもなく、潮風に乗った雲が僕の頭の上を旋回する。

僕はどんな言葉を見つけているだろう。

人は何かしら自分のためにならない限り、他人の言葉に耳を傾けることはないそうだ。
だから、聞くと言う作業はとっても能動的なんだそうだ。

確かにそうだ。

僕はどれくらい新しい言葉を吸収できただろうか。

人生とは、失っては得ての繰り返し。

《そんな…夏の一品》

大葉をひいて、チリメンジャコに大根おろし。めんつゆを少々にごま油を少々。