暑い夏日の今日でした。
そして今年も、日本の真夏がやってきました。
蚊取り線香の香漂う、日本の夏。
せっかく夏なんだから、暑いに決まってる。
夏は、暑くないと、秋の実りが弱くなる。
だから、暑い夏を、そのまま、楽しみましょう。
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先週金曜日、とある老夫婦のドキュメンタリー映画を観てきました。
静かなエンドロール、感動のすすり泣きだけが、場内を包みました。
僕は、勝手に、こんな感想を持ちました。
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三つ子の魂百まで…。
もの心ついた時から、人は、あれこれ他人を模写しながら、人生と言う旅をする。
でも、結局、自分の旅をする以外に、旅の楽しみ方はない。
それを、やっと理解できるのが、すでに、前期、中期、の旅を終え、人生後期の旅の途中。
ある秋の日の夕暮れ時、札所の前に立つ、初老のお遍路がいる。
夕日の中の、長い影法師。
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ある時、
僕は、鏡の中に、どこか自分によく似た面影の、初老の男がいることに気づく。
浦島太郎さんは、今もいるんです。
そして、次の瞬間、ハッと我に帰る。
そして、そうか、あれが、竜宮城だったのだと…。
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魂の導火線に点火してくれるアーティストを、いつも探してるのだけれど、今時は、中々見つからない。
ジョンレノンや、忌野清志郎は、そうは、簡単には、現れないよ‼︎
見つからない、見つからないと、他力ばかりをあてにする自分に、イライラするより、そうだ!…いっそ、自分で探しに行こう。
長年、ずっと同じ窓から、外を眺めていたせいか、そんなことだけが、妙に印象に残る、素晴らしい映画でした。