おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

もう、いいんだよ

2010年10月12日 06時13分25秒 | 老いを考える
おかあちゃんの容態は、きびしいものになっている。
足も、動かない。なのに、トイレに行く。
私は、トイレのたびベットから起し、手を持って連れていく。
そして、下着を下す。
おかあちゃんには、「もういいんだよ。
行かなくても。ちゃんと下着は変えてあげるから。
その為の、パンパースだから。」
それでも、トイレの度に起きる。
そして、不自由な体で、トイレに行くと言う。
それが、可哀想で。

そんなに、トイレ トイレと言うが、パンパースはグッショリ。
日に何回も取りかえる。
それを、言うとおかあちゃんは笑う。

痴呆も急に進んでいる。
私が、台所をしていると、歩けない足でトイレに行こうとするが
洗面所に向かってる。

「どうしたの。どこへ行くの。」
私は強い口調で言う。
恥ずかしい。何で優しく連れて行けないんだろう。
そんな母に、早くと追い立て1人で行けと言う。
つい最近までの出来ごと。
後どれ位、一緒に居られるかわからないのに。
とにかく付き合おう。
トイレに付き合う位、何ともないじゃないか。
今は、そう思う。決して楽ではない。

悲しいけれど、考えたくないけれど、別れは
徐々に、近づいているのかな。
コメント
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