おかあちゃん 富士山が世界遺産になったよ

おかあちゃん、今日は１日中曇っていた。
お布団を干すほどに　いい天気にはならなかった。
私は、ワン子と朝の散歩に６時前に出かけた。
肌寒かった。でも６時を過ぎ日が少し出た時、暑かった。
６月のお日さまは、さすがだね。
ワン子と、散歩を切り上げ帰って来たよ。

おかあちゃん、私ね。梅酒に挑戦したよ。
今日ね。ワン子と一緒にマーケットに行った。
梅は、買ってらした方に聞いて青梅を買った。
ホワイトリカーと氷砂糖も買った。
アク抜きもしたし、一つづつ綺麗に拭いたよ。
おかあちゃんがしていたのを思い浮かべながら…
氷砂糖は、ちょうと多めもおかあちゃんと一緒だよ。
楽しみだよ。
おかあちゃんが、していたように私も毎日見るだろうね。
嬉しいよ。

おかあちゃん、覚えているかな。
学校から帰って「ただいま」って言った。いつもならおかあちゃんは「おかえり」って
迎えに来てくれる。その日は、何も音がない。いないのかな。って部屋に入ると
おかあちゃん、梅酒のビンが割れていた。毎日、どうなってるかな。
見るのを楽しみにしていた、おかあちゃん。座り込んでいたね。ベソかいていた。
毎日見せられていた私は、梅酒よりおかあちゃんが可哀想で。
掛ける言葉がなかった。綺麗なコハク色していたのに。
「おかあちゃんが、怪我しなかった。よかった。」
それでも、悲しそうにしているおかあちゃん。今なら分かるよ。
一生懸命して　うまく出来あがってきたのに　ちょっとした不注意で割ってしまった。
それが悔しかったんだろうね。うまく慰められなくてごめんね。
可愛いおかあちゃんを思い出す。
おかあちゃん、おかあちゃんは何でヒロの傍にいないんだろう。
我慢しないで言うね。悲しいよ。辛いよ。

これでいいのかな。おかあちゃんに見てもらいたかったよ。

　

ホウズキが売ってたよ

今日のワン子

おかあちゃん、ありがとう。好き好き好き好き好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん とても肌寒いよ

おかあちゃん、とても肌寒いよ。
毎日の暑さが信じられない。
おかあちゃん、小学生の頃　雨は好きじゃなかった。
外で遊べないから。今の子は、外で遊ぶのかな。
でもね。学校に行ってから雨が降るのは嬉しかった。
おかあちゃんが迎えに来てくれるから。
傘と長靴を持って授業が終わるのを、待っていてくれた。
レインコートを着せてくれた。そして、おかあちゃんと「雨雨降れ触れ」を
歌いながら帰ったね。ありがとう。
時々、授業が終わってもおかあちゃんが来なくて　次々お友達が、おかあさんと
帰って行くのを見送った。
みんなが居なくなって、私は　走って学校を出た。途中　おかあちゃんに会った。
おかあちゃんは、タオルで私を拭きながら「ごめんね。待っててくれたらいいのに。
おかあちゃん、必ず向いに来るのに」そう言いながら　長ぐつとレンコートを着せてくれたね。
おかあちゃんに早く会いたかったんだよ。ありがとう。おかあちゃんにスリスリして甘えた。
大人になっても、駅まで迎えに来てくれた。
「雨が降ってるから迎えに来て」おかあちゃんは小さな体で傘を持って来てくれた。
小さな体に、傘は大きかった。それが子供が大人の傘を持っているようで可愛かった。
ありがとう。大事にしてくれたね。
私は、どれほど出来たろう。何も出来なかった。後悔してるよ。
もっと　もっと　楽しみたかったね。
今日から、また熱くなるね。

おかあちゃん、ありがとう。好き好き好き好き好き。愛しているよ。
こらからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

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