おかあちゃん もうすぐお家だよ

おかあちゃん、私ね。
電車の中だよ。今、雨は降ってないよ。
お茶してたんだよ。遅くなってワン子は怒っているだろうね。
今日は、お風呂に入れるつもりだよ。
朝は雨だったけど、散歩に行ったよ。熱いお湯で拭いてやったよ。電車が付いたよ。


おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 遅めの昼休みだよ

おかあちゃん、私ね。
就業時間の短縮を請求したよ。それから、家をリーホームするので８月は３週間ほど休む事を言った。こちらの都合なので、考えて下さい。それならって事でも構いません。そう言ったよ。実は、辞めます。そう言おうと思ったんだけど。
体調が悪くて。昨日、昼から帰ったんだ。めまいがして。
１時間寝て、ワン子の散歩。終わると夜まで寝てしまってた。心身共に疲れているよ。頑張るって言ったのにごめんね。いつも一緒にいてくれてありがとう。


おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 電車の中だよ

おかあちゃん、私ね。
今、電車の中です。これから、お仕事です。疲れて、ワン子の散歩が終わると寝てしまう。パソコンを開く事も出来ないよ。何の為に頑張るのかと言われるよ。分からない。もう少し頑張れそう。いけるとこまで行くよ。おかあちゃん。そばにいてね。ありがとう。
私は元気だよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 電車の中だよ

おかあちゃん、私ね。
今、電車の中です。お仕事です。
今日は、とてもいい天気だよ。今日も暑くなるらしい。
いつも続くかなって思いながら仕事しているよ。
おかあちゃん、私のそばを離れないでね。電車が付くよ。
頑張るね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。
これからも、ズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 電車の中だよ

おかあちゃん、私ね。
今、電車の中です。頑張るぞ、お仕事です。ワン子は帰宅すると大歓迎だよ。今日は暑くなるらしい。ワン子の為に買った冷風機をつけてきたよ。おかあちゃん、空はどんより曇ってる。昨日ね。大人の１日に笑う回数の２０回をクリアしようと可笑しくなくても作り笑いしたよ。この方が可笑しいね。

おかあちゃん、大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 会いたいな

おかあちゃん、私ね。
ワン子と散歩の途中、寂しくなって泣いてしまった。
テレビでね。子供は１日の４００回、笑うんだって。
大人になると２０回位になるんだって。
私は、日々何回くらい笑っているかな。
おかあちゃんと一緒によく笑ったね。何でもおかあちゃんと一緒だと楽しかった。
おかあちゃんも、そうでしょう。「ヒロと一緒がいい」言ってくれたよね。
でもね。今日は、おかあちゃんに怒られた時を思い出したよ。
なぜ、あんなに怒られたのか忘れたけれど。
夜、『もう帰って来なくていい。』そう言って外に出された。
『堪忍や（ごめんなさい）もうしないから』そう言っていたと思う。
けど、戸を開けてくれなかった。私は、何度も言っていたと思う。
諦めて、ふて腐れて家から離れた。いつも遊んでいた公園へ行った。
暗くなってもいるので、心配した近所の人が家に入れてくれた。
おかあちゃんが迎えに来た。その時、何でこの家にいるのが分かったんだろうと思った。
だって知らないおばちゃんだったし。でも、おばちゃんはどこの子か知ってたんだね。
知らせてくれたんだね。おばちゃんは、一緒に謝ってくれた。
みんな後から知った。おかあちゃんは後日おばちゃんの家にお礼に行ったことも。
おかあちゃんが、外に出た時に、私がいなくて捜しまわった事もみんな近所の人から聞いた。
私は、おかあちゃんが私を嫌いになったと思ったけど、心配してくれたんだね。
おかあちゃんを、そんなに怒らせたのはごめんね。忘れた。
けど、大人になって　おかあちゃんに、外に出されて悲しかった事を言っても『そんなん忘れた』って言ったから
お相子だよ。その後の事も覚えていない。
けど、キューと抱きしめてくれたと思う。私はおかあちゃんのキューが好きだった。
おかあちゃんが、悪くなってきた時、私も毎日おかちゃんをキューとしたね。
もっともっとしたかった。元々３０キロ代だった体重が２０キロ代になった抱っこしたね。
おかあちゃん、奇跡が起こると思った。だから最後まで治療した。
苦しかったのかな。止めてほしかったのかな。ごめんね。ごめんね。
思い出すと涙が出る。最後まで頑張らせてしまった。
止めたいと言わなかったのは、私が悲しむと思ったから。辛い思いをさせたのではないだろうか。
この事が、頭から離れない。ごめんね。ごめんね。堪忍してね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 腕をさしのべて抱きしめたい

おかあちゃん、私ね。
ワン子と、晴れ間に散歩。と思って今日は２回も行ったよ。
後１回は連れて行こうと思ってる。
毛が抜けて困るよ。毎日とかしているけど抜けるよ。

昨日、帰りに同期の２人とお茶に行ったよ。
話していると、何だかホッとするね。

この頃、おかあちゃんと話す事が出来るようになったよ。
位牌に向っておかあちゃんって言うよ。前は話が出来なかった。
おかあちゃん、今も私の傍にいてくれるよね。
おかあちゃん、どこへもいかなでね。私のそばにいてね。
私は、元気になったよ。でもね。いつもおかあちゃんを思ってる。
だから、行かないでね。この頃、お空を見るのをしなかった。気持に余裕がなかったんだね。
お空は、日々変わるね。おかあちゃん、昨日は、黒い雲が立ち込めていた。
今日は青空だよ。そして綺麗な雲があるよ。
そんなに暑くないよ。おかあちゃん、私を見て。
あの優しい　はにかんだお顔で、私を見てほしい。
泣いて何もしないでいても１日は過ぎていく。
ＢＳで小椋圭の歌うのを聞いたよ。
私もこの腕をさしのべて、おかあちゃんを抱きしめたい。
出来ない事を、いつまでも思うのはいけないね。
早く大人にならないと。ごめんね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

作曲：井上陽水
作詞：小椋佳
まっ白な 陶磁器を　 ながめては 飽きもせず
かと言って 触れもせず　 そんなふうに 君のまわりで
僕の一日が 過ぎてゆく

目の前の 紙クズは　 古くさい 手紙だし
自分でも おかしいし　 破り捨てて 寝ころがれば
僕の一日が 過ぎてゆく

ある日 踏切の向こうに君がいて　 通り過ぎる 汽車を待つ
遮断機が上がり ふり向いた君は　 もう大人の顔を してるだろう

この腕を さしのべて　 その肩を 抱きしめて
ありふれた 幸せに　 もちこめれば いいのだけれど
今日も一日が 過ぎてゆく

おかあちゃん 電車の中だよ

おかあちゃん、私ね。
今、電車の中です。これから、お仕事です。昨日は休みでした。疲れの為かよく寝たよ。今日は雨だけど、ワン子と散歩に行ったよ。畑のあぜ道で、おかあちゃんって呼んだよ。大きな声で呼んだよ。愛しているよ。と叫んだよ。ありがとう。と叫んだよ。
おかあちゃん、私はまだまだ頑張れるよ。見ていてね。私は元気だよ。

おかあちゃん、大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 梅雨だよ

おかあちゃん、今年の梅雨は１日遅いんだって。
今年の梅雨は、どうなんだろう。ズーと降っているのかな。
合間に晴れの日があったらいいな。
散歩に出られないとワン子が可哀想なので、朝夕晴れ間があるといいな。
梅雨だから。そうはいかないか。

おかあちゃん、散歩は駅の向こうの畑ばかりのところに行くよ。
おかあちゃんを連れて行ってあげればよかったね。
おかあちゃんは、きっと私とワン子と一緒に来てるかな。
おかあちゃん、私ね。
思うの。人は亡くなると行くところがあると言う。
でもね。私はズーと私のそばにいてくれると思うの。
おかあちゃんは、ズーと私と一緒。だから寂しくないよ。
この頃は、左の肩に手をやっておかあちゃんと手を繋いでいるよ。
おかあちゃん、笑ってる。優しい顔して笑ってる。
見えるんだ。おかあちゃんのお顔が見えるんだ。
だから、寂しくないよ。おかあちゃん、泣くのは無くならない。
泣くよ。毎日泣くよ。でも、心配ないよ。

仕事をなぜ続けているのか。友人は『無駄な頑張り』と言う。
でも、なぜ無駄な頑張りを続けようとしているのな。と考えた。
粗悪な人間関係でさえ、１人でワン子と生活しているよりいい。
その生活に戻ったら、私は１日泣いているだろう。
今も休日は、泣いている時間が多い。それが怖いんだ。
おかあちゃんを思う気持ちは、変わらない。
規則正しい生活はいい。何も時間に規制がなかったら私は、ボーとしてたり泣いていたりしているよ。
だから、私は仕事を続けるよ。他に探せばという意見もあるけど頑張ってみるよ。
いつまで続くか分からないけど。もう少し頑張れそうだよ。
だから、私の傍にいてね。いつまでも、子供でごめんなさい。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 朝だよ

おかあちゃん、私ね。
昨日、友人が来てくれた。開口一番「どうしたの。生気のない顔をしている。」そう言うの。
職場でも、「大丈夫ですか。」と声を掛けられた。私はどんな風に映っているのだろう。
一緒に入った人からも、「大丈夫。すごく疲れている感じ」と言われたよ。
今日も、おばさんから新しい仕事を言われた。時間がかかりすぎだと言われたよ。
おばさんは、自分の仕事もせずいなくなる。それも私がする。私が他に仕事を言われても
するのに「あんたの仕事や。はよ（早く）やりよし」って。
でもね。今までの私なら、絶対に３日で止めていた。今はくやしいし、もう少し頑張って
見ようと思っているよ。大丈夫。私は前の私じゃないよ。頑張れるから。
おかあちゃん、肩から落ちないでね。きっと泣きべそかきながら見てるかな。
ごめんね。まだまだ心配させるね。

帰りの電車の中で涙が止まらなかった。おかあちゃん、涙はどこから来るのかな。
いつまで、涙は出るのかな。でもね。私はおかあちゃんを忘れたくないから泣いても
いいかな。と思うよ。
でも、しっかり頑張ってるから心配しないで。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。