ナチュラルな外観の家にしたいので、なるべく木を使った外観にしよう。
そうも思ったけれど、経年劣化して黒く変色していく家を沢山見てきた。
風雨にさらされ黒ずんでいくのが自然の経過とは言え…なんだかなぁ。
うーん、ステキじゃないかも。
おまけに火災保険の額も上がってしまうらしい(*_*;
…木じゃなくてもいっか。
ボクはこだわりが強いっぽいけど、そうでもないのである。
ナチュラルが好きっぽいけど、これもまたそうでもない(笑)
よし、外壁は本物の木にはこだわらないコトにしよう。
「サイディング」という外壁材が最近の主流である。
決して本物ではないけど、本物っぽい合理的な外壁材なのである。
意識して見ていると新築の家はサイディングだらけだ。
予算に余裕ある人は耐久性抜群で高級感のあるタイル素材とかも選べるけど、ボクには余裕なんてない。
あと、無機質でシャープな家にしたいって人は、金属系の外壁素材を選ぶみたい。
という訳で我が家の1階部分は、「木目っぽい」サイディング外壁にするコトに決めた。
そしたら板金業を生業としていて多くの現場を見てきた義父からの助言があった。
サイディング外壁の最大の弱点、つなぎ目部分のコーキングの劣化も考慮した方が良い、と。
結果的にメンテナンスや修繕の費用がかかってしまうのである。
そこで、予算はだいぶオーバーしたけど、義父お薦めの割高なサイディング材Fu-ge(つなぎ部分が少なくコーキング部分の露出も少ない)に変更するコトに。
廉価なモノより、パッと見が本物の「木っぽい」コトも決め手だった。先週からその貼り付け作業が始まっているのだけど、確かになかなか良い見た目である。
いつかきっとこの外壁材を提案してくれた義父に感謝する日がくるに違いない。
「本物の木にしか見えない!」とは言えないけれど、少し離れると限りなく木っぽい。
すごく、ぽい。
業者の方に聞いてみた所、国産木の繊維を混ぜ込んでいるとのコト。
「ぽさ」も極めれば「本物」に近づき、機能的には「本物」を越えるのである。
「ぽさ」すげー。
前回紹介した2階部分の「本物」の白い塗り壁との相性も抜群である。びっくりドンキーっぽくもあるけど、あの「ぽさ」を追求した外観の雰囲気は嫌いじゃない。
どこかあのワクワク感を取り入れられたら嬉しいくらい(^^)v
外装だけでなく内装工事も順調で、建具や柱、梁など木目への塗装を終えた。
写真では分かりにくいけれど、木目がしっかり見えて、かなりステキな仕上がりである。
予算を削る所は削り(ぽさ)、こだわる所にはこだわり(本物)、そこには無理してでもお金をかけた。
まさに「ぽさ」と本物が融合した家なのである。
今日からはクロス(壁紙)貼り作業が始まっていた。
木目を生かすためにシンプルな白系クロスを中心としつつも、所々に個性的な演出をしていくコトでメリハリのある個性的な家になる予定。
故郷である津軽のテイストも様々な形で取り入れるコトで、想いや生き様を「家」で表現しようと思っている。「ぽさ」に溢れた本物の家の完成が楽しみだ。
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