
色々あって、今まで以上に、仕事についてこの場で紹介出来なくなった。
何か起きた訳じゃなく、何か起きないように。
子ども達のプライバシーには配慮してきたつもりだけど。
まぁリスク管理の面では仕方ないコト。
でも、「知らない」ってコトは不安に繋がり、差別に繋がる。
だからこそ、このブログで時々、児童養護施設の生活の一コマを書いてきた。
児童養護施設や、そこで暮らす子どもたち、そこで働く職員について少し知ってもらうきっかけになれば、と。
「無知」や「無関心」は、児童養護施設を巣立った子ども達の生きにくさの一因に、時としてなってしまうし。
まぁ仕方ない。
可能な表現方法を考えよう。
さて、縄跳びに夢中な年少児Aくんがいる。
最近、初めて縄跳びに出会い、昨日3回しか跳べなかったAくん。
縄が長かったから調節してあげた。
そしたら、今日は9回跳べたんだって嬉しそうに話してくれた。
そんなAくんが質問してきた。
ココ(手で持つトコ)の名前はなんて言うの?
ん?
考えたコトないぞ。
少し悩んだ。
スマホでググろうした時、Aくんが言った。
わかった!
トビだ!
トビ?
このヒモのトコが「なわ」でしょ、だからココは「とび」、合わせたら「なわとび」じゃん!
なるほど!
なんてステキな発想だろうか。
「グリップ」とか「取っ手」とか「持つとこ」とか考えた人はつまらない大人だ。
もちろんボクもそんな発想だった。
ボクはググって正解を調べるのをやめた。
ココの名前は「とび」だ。
それでいい。
それがAくんとボクの正解なんだ。
児童養護施設職員、いや、子どもと生活を共にする仕事ってやっぱり良い。
ボクの人生は、公私ともに子どもがいる。
それってステキでハッピーなコトだ。
そんなコトを再確認出来た本日の勤務、思い返すとハッピーな気持ちになる。
これからも、些細なコトでハッピーになれる自分でありたいと思う。
目の前の大人が幸せそうにしてる。
それだけでも心身共に傷ついた子どもにとって、大きな力になるんじゃないか。
そう信じてる。
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