☆ 孫、遊びに来る

　

前からの約束で孫が家に遊びに来ました。

前日から娘は父親の書斎に引越し。
写真も位牌もお骨もお花もはこびました。
「本当に良いのですか？」と
クーくんのママは心配しましたが、
「だいじょうぶ、Ｙは（クーくんを守ってくれ）と
自分から言ってきたのだから。」
と自信を持って言うことが出来ました。

４９日も過ぎていないけど、こんなにばーばの家に
来なかったことは無い孫は何らかの異変を感じている様子。

じーじとばーばは、たまに会っても元気ない顔しているし、
パパとママは出掛けて中々帰ってこない。
いつもママの実家に預けられている。
折角ばーば達に会っても「ウチに来る？」って言わない。

１０日ほど前にみんなで夕飯を食べようと、近くの天麩羅やさんに寄った帰り、
表に出るとママに向かって
「ねえ、今度の金曜日・・・」とクーくんが言ったとたん、
「じっちゃんが迎えに来るから、かーかんちに行くの。」
と強い調子で言っているのが聞こえました。

夜の中に消えてゆく孫の小さなうしろ姿を見ているうちに、
もう、そろそろ家に呼ばなければ、と思いました。
じーじとばーばに避けられている、なんて思われてはいけない。

じーじと話し合って、早めに家に呼ぶことにしました。
その為にはクーくんの来ている時には娘を父親の書斎に隠す。

水曜日にお寺さんに行った時に孫は「今度の土曜日だね。」と。

そして昨日のお昼過ぎに、ママのお母さんに買ってもらった
ドラえもんの「日本旅行ゲーム」と共に孫はやって来ました。
家に着くとさっそくゲームを広げて二人で対戦。
ミルクゼリーのおやつを食べて。

いつもは言わないのに、愛情溢れる態度で「ばーばは優しいからね。」
と抱きついたり、後ろから負ぶさって来たり。

「ばーば、オシリ」と尻出しをして親愛の情を！！！
パチンとすべすべの肌を叩くと笑いながら逃げて・・・
又寄ってきて繰り返し・・・
クーくんの持ってきた本を調べるとやっぱり「クレヨンしんちゃん」！
思わず、「いいかげんにしなさい！」

何処かの大学教授が、（しんちゃんの尻出し）を身内に対する親愛のしるしだと、
擁護する話を読んだことがあるけど本当ですか？
「学校の友達の前では恥ずかしいからしない。」と確かに言っているのですが。

クーくんの口ずさんでいるのは、百人一首？
聞くと「先生が教えてくれるの。」
小学２年生に百人一首ですか？良いですね～。
タンスから古い百人一首を引っ張り出して来ました。
見せると興味を示し、札を手に取りました。

上の句を読んで下の句の取り札を教え、声を出して読みました。
下の句だけ読んでも、上の句が出てくる札もありました。
「ばーばの頭の引き出しはたくさん有るんだね。」ですって！

「これ、やってみたい。」という孫を
「今日はもう遅いから明日ね。」
一緒に寝たけれど、途中で目が覚めてブログを書いています。


泣き腫れた顔を見せてはいけない、と危惧していたけど、思ったよりずっと楽に
以前とほぼ同じ気持ちと態度で接する事が出来ました。
孫の存在自体が癒しだし。

その間、いつも身近に娘のサポートを感じていました。

もう少ししたら朝のコーヒー淹れてあげるから。