風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

だるま朝日と浮島

2017-12-10 | 三重県・海・伊勢湾
 鈴鹿市白子海岸です。
 だるま朝日とよばれている日の出の太陽が昇りました。


 だるま朝日は浮島同様、温かい海水と上空の冷たい空気との温度差、密度差によって光が強く屈折して起きる現象です。
 冬場寒く、太陽が水平線上から昇り、なおかつ水平線線上に雲がないという条件さえあればよく見られる現象で、ことさらにめずらしいものではありません。
 すべて150-600mmの望遠ズームで写しています。

①太陽が頭をのぞかせました。
 しかし、頭の先だけ見せて、海水と接しているところは空いています。


②少し昇りましたが、いびつな形です。
 浮島(実は愛知県の知多半島)は真ん中だけ海面と接し、ほかは浮き上がっています。








⑤少し浮島が邪魔をしていますが、太陽の下部がふくらみ、くびれ始めました。


⑥だるま形の完成です。








⑨海面上に片割れだけ残して、太陽は昇り始めました。


⑩分身を海上へ残したまま、太陽は完全に昇りきりました。
 太陽は揺らいで、真円形になっていません。





⑫まだ片割れは名残惜しげに、海面にしがみついています。


⑬片割れの姿も見えなくなりました。
 何事もなかったような、太陽の一日の始まりです。


 ①から⑬まで3分46秒間の出来事です。

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