アヤメ科アヤメ属。 多年草。人家近くの森林周辺の木陰などのやや湿ったところに群生する。 根茎は短く横に這い群落を形成する。 草丈30~50cm。 葉は艶がある、左右から扁平になっている、いわゆる単面葉であるが、この種の場合、株の根本から左右どちらかに傾いて伸びて、葉の片面だけを上に向け、その面が表面の様な様子になり、二次的に裏表が生じている。 原産地:中国原産。 かなり古く日本に入ってきた帰化植物である。三倍体のため種子は出来ません。 このことから日本に存在するすべてのシャガは、同一の遺伝子を持ち、また、その分布の広がりは人為的に行われたと考えられる。したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。 杉植林の森下に見られる場所などでは、かつて人間が住んでいた場所である可能性が高い。 そういう場所はでは茶の木なども見られることが多い。中国には二倍体の個体がり、花色、花径などに多様な変異がある。 開花期:4月~5月。 白っぽい紫のアヤメに似た花をつける、花弁に濃い紫と黄色の模様がある。 4月25日。 6月22日の誕生花。 花言葉:「反抗」、「抵抗」、「決心」、「私を認めて」、「友人が多い」、「清らかな愛」。
写真 シャガ(射干、著莪、胡蝶花)4月20日・楢原町