第二の人生を満喫!+愛犬ウィル(享年14歳)

還暦で娘・息子は結婚し孫がいます
様々な障害を抱え妻に支えられながら前向きに暮らしてます。

生について

2006-12-10 23:15:49 | 職場と正面から向き合って(終)
  「特別養護老人ホームにいる高齢者のいきがいは忘れられているのだろうか」


この記事は、過去に書いたもので、非公開にしていたものです。投稿日時も、そのままにしています。過去の非公開記事から、見つめなおす為、公開します。
自分自身が、どれだけ成長しているのか確認したい。という意味もあります。
カテゴリーをクリックして頂ければ、見やすくなるかと思います。(ペコリ)




今日は晴れ後雪です。
積雪は約10Cm位でしょうか。
平年よりも少ない気がします。

今日も昨日に引き続き娘と一緒に市内の特別養護老人ホームに
行って来ました。
娘は高齢者の方からすれば孫みたいなもので人気者になってい
ました。
自分は娘とは別に高齢者の方にこころの対話をしていました。

こころの対話の中で多くは
長年住んでいた自宅で暮らしたい
こんな体になって、もう死にたい
ここでは、食っちゃ寝の繰り返し
と言う話が多く聞かれました。

この特別養護老人ホームは市内でも少ない
ユニット型のホームです。
設備的には快適に出来ています。

快適な環境で暮らしていても
やはり、長年住んでいた自宅で暮らしたい想いは
理解出来ます。
体が麻痺して自由がきかずに、
もう生きていても仕方がないと言う気持ちも
理解出来ます。
そして
食っちゃ寝の生活

果たして、「幸せ」なんだろうか?と。
考えてしまいます。

どこの特別養護老人ホームでも同様なんじゃないでしょうか。

娘が2回行き、高齢者の方に笑顔がありました。
自分が話しを聴いていると熱心に話してくれました。
何かを伝えたい。訴えているようにも感じました。

一個人のボランティアではありますが、生き甲斐を創ることは出来ないのか。と
考え、新たな課題が自分に出来ました。

社会で、
ノーマライゼーション
協 働
バリアフリー
ソーシャルインクルージョン
男女共同参画
ADL
IADL
Well-being
Etc・・・
福祉の単語が氾濫しています。

その単語が氾濫し関心を持っているのは良いですが、
福祉が収益事業化し、量が多くなっていると思います。
量は多いけど、質はどうなのか疑問です。

質を高めるには「生」を考える必要があるのでは無いでしょうか。
「生」とは
①生きていること。命。
②生きること。
③暮らし。生活。
④生き生きとしている。新鮮な。          (ジーニアス国語辞典より)
と言う意味があります。

「生きている」のと「生かされている」事は違うと感じます。

社会の中でも
生きている自分と
生かされている自分という方がいるんではないでしょうか。

人は必ず歳を重ねていきます。
明日の自分の姿と重なります。

各人は、他人事ではなく自分の事として捉え行動する
時期がきていると思います。

社会のハザマでの出来事では無く正面から向き合う必要を感じます。
そして、
引きこもり
ニート
登校(出勤)拒否(子供や大人)も
根が同じだと感じます。

社会の中で忘れかけているものは多いと思いますし
臭いものを見ないようにしている様な気がしてなりません。