椰子の実

　読売の今朝の朝刊に退位19年4月30日に決定と出ていた。元号も変わる。
うさぎちゃんは昭和・平成・新しい元号を生きることになる。

　又、編集手帳欄に柳田国男氏が伊良湖岬で静養していたとき、海岸でヤシの実見つけた。
東京に帰り近所に住む島崎藤村そのことを話した。藤村の有名な「名も知らぬ遠き島より
流れよる椰子の実一つ、、」が詩になりメロディーが付き広くみんなの知ることになった。
　柳田氏も南洋からの古来人の渡来に想いをはせ、民俗学の道切り開く。
椰子の実一つが詩に、歌に、学問にと広がっていった。

　今は北朝鮮の木造船の漂着が相次ぎ騒ぎとなっている。流れ着いてほしいものは来ず、
欲しくないものが来る。とあった。本当にそうだ。
　早く柳田氏の見た椰子の実が流れつくような静かな世の中になって欲しいものだ。