NHKの朝ドラ「瞳」を見ている。用があるときは見ないが。
ドラマの中ではご近所が助け合いというか、連帯感というか隣り合わせの住民が仲良く暮らしている。以前はそんな暮らしが当たり前だったが、戦時中で大きく変わり、戦後の混乱が収まったころから、以前になかった暮らしぶりに徐々に変わっていった。今は単世帯家族で、何か2世帯家族というと珍しい存在になりつつある。その所為かどうかは別として、私たち老年から見れば、アレ!と思うようなことがある。若いお母さん方にすれば、それが当然なんだろうけれど。
小さいことだけど、私が自転車で通っていると、まだ就学前ぐらいの子供がいきなり飛び出してきた。そこは建売住宅で前の方が引っ越した後に新しく建て直して入居した方だ。
以前は露地の両側に建っていたが、今の方が道に面して、敷地いっぱいに建てている。以前は少しは空いていて塀の外に小さなお花など植えてあった。
私が急ブレーキをかけ、思わず危ないと言うと子供は吃驚して振り向いたが、何も言わない。家の前で立ち話していたお母さんも知らん顔して話を続けている。この親子抱っこする子も入れて3人何時も道いっぱいに歩いている。通りかかる人が避けるんだ。これまでもよちよち歩きの子が、よたよたしながら走りまわって歩いているので、自転車降りて避けた。母親はジロット見るが何も言わない。こんなことはしばしばだ。
子供を2人連れたお母さんが、子供の手を引くでもなく道いっぱいに歩いている。ベル鳴らしても知らん顔、ちょっとしてお母さんが早おいでと言って子供を呼び道を横切っていった。横断歩道でもないところを。
もう2~3年も前になるが、スーパーで4つ、5つぐらいの子供が床に水蒔いていた。吃驚して「そんなんしたらあかんねんよ」と言うとそばにいた母親が「私の顔を見て「姉ちゃん怖いね」といった。どうしてそんなことしたらいかんと怒らないんだ。子供は悪いことだと解ってしていりと思う。もし解らずに、ただ面白くてしているのだとしたら、水で滑る人がいること教えなくては。
明日の写生に行くのにちょっと絵が具が足りないなと思い、買いに行った帰り幼稚園の前で、子供連れのお母さん2人が話しこんでいる。園児のお迎えに来て子供そっちのけで話込んでいる。もうみんな帰っているのに。子供たちは(お母さんと一緒にお迎えにきた園児の弟妹たち)その辺走りまわって遊んでいる。子供のいないこと確かめて自転車で通っていると、いきな自転車めがけて2つ、3つぐらいの男の子が飛び出してきた。何時も誰かが帰ってきたらそうしているんだと思ったほど、自転車に向かってきた。ベタルは踏んでいるのに急ブレーキをかけたので、自転車は前のめりになり思いきり転んだ。
手足を擦りむいて痛い、本当に歩けないほど痛い。でも怪我したのは私でよかった。もし小さい子に怪我さしていたら大変だった。
すぐさまお母さんがごめんなさいといい、子供に飛び出したらいかんと子供をしかった。これが親の責任だと思う。
膝と腕を擦りむき、自転車もいがんだので直しに行くと、自転車屋は警察へ届けとしきりにいう。6歳未満の子供は親の責任なんだからと言う。別に届けるつもりはない。でも痛みが増すごと、子供に怪我がなくて、私でよかったとつくづく思った。翌日痛い足を引きずりながら写生に行った。
若いお母さん方はどんな躾で育ったんだらうかと思う。いや、これで当たり前になったと思うべきか。2世帯同居が難しくなったのも、考えの違いもあるのかも?