晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『大日本道楽紀行―この国の歩き方 』

2008-02-04 20:17:42 | Weblog
 『大日本道楽紀行―この国の歩き方 』(松山猛著 小学館 1998年刊)

 旅の本が読みたく、図書館から借りて読んだ。

 著者の松山猛氏は、若い頃「帰ってきたヨッパライ」の作詞、「イムジン河」の訳詞をした方だそうだ。いかつい風貌は、テレビで観た事があるかも知れない。

 この本では、松山氏がこの国の四季に合わせて、国内北から南まで24ヶ所を巡り、行く先々で、名所、旧跡、温泉、食べ物、旅館、お酒などの定番の感想を綴っている。それも、その土地で一流の人物と交流しながら。

 この本、毎晩、寝床で読んでいたが、2ヶ所位を読むと睡魔に襲われてしまう。それだけ、退屈でオーソドックス過ぎる内容なのだ。その原因は、この本が10年ほど前の作品で、私達の今の旅の感覚が、微妙に違ってきているからではないか。

 飛行機に乗ってコンサートや美術展、観劇、サッカーや野球などスポーツ観戦に行くことは、10年位前では、かなり少なかったように思う。

 旅の感覚は、これからもっともっと変わっていくように感じる。



 私は、1月30日に以下のように書いた。

 「中国のギョーザに農薬、大量加工している製品なのに、なぜ10人だけが中毒になったのか。製造段階での事故では無い可能性があるのではないか。中国製品にダメージ。」

 その後、調査は進み、事故では無く「事件」説が強まっているようだ。中国国内で製造後、梱包までの間、日本に輸入後、梱包を解いてから店頭で売られているまでの間の疑いが残っているようだ。しかし、このメタミドホスという農薬は日本では使用が禁止され、入手も困難、しかるに、中国国内説が有力である。

 高村薫「レディ・ジョーカー」は、グリコ・森永事件を素材にしているようであったが、今回の「事件」からそれを思い出した。

 私は、輸出攻勢をかけて来る中国に対して、イメージダウンを狙った「謀略」説を考えた。その理由は、

 ①メタミドホスは、国内に全く存在しない農薬ではない。分析機関では、試薬として容易に入手可能であるはずである。ある意図を持った権力が使用することは可能ではないか。それを否定するためには、国内の全流通量、使用実態などの管理状況を調査して公表すべき。

 ②事件が報道された2日前にJT株が大量に売られていたとするインサイダー取引疑惑の報道。(北海道新聞)どこから、そのような情報が事前に出たのであろうか。ある意図を持った権力の近くにいる人物達だけに情報が流れていた疑惑がある。株の売り逃げをした者のりストを調査すると一連の動きのストーリーが見えてくるのではないか。

 この事件後の、周りの人びとの行動を見ると、中国産のあらゆる製品へのダメージ効果は計り知れないものがある。ちなみに、私は、昨日コープで中国製の40個入り冷凍「上海餃子」を購入した。

 

 
 

 
 

 

 

   



 

コメント (2)
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