コンサドーレ札幌にとっての「聖地」は厚別です。私にとっての「聖地」はどこなのだろうか。日曜日に今シーズン初めて真駒内公園で練習をしました。3kmの周回コースを6周して18km。以前の1年は、8月の最終日曜日の次の日に始まるり、8月最終日曜日に終わるというサイクルでした。走りながら様々な思いが去来し、ここは「私の聖地」だと思いました。
その後、夜に営業があり、疲れていたのでしょう。風呂場で滑って浴槽に頬っぺたをしこたま打ち付けてしまいました。バキっと嫌な感じの音がしたので、骨が折れたかなと思いましたが、まだ口を動かすと痛いのですが大丈夫なようです。おまけが付いてしまいましたが、またひとつ年齢を感じる出来事でした。
『教育の力』(苫野一徳著 講談社現代新書 2014年刊)ノオト その3
第五章 学力評価と入学試験
学力評価の目的には、①「選抜」のため、②学習者や教師がそれまでの学びの成果を振り返ることで、これからの学びや授業のあり方の「改善」につなげるため。(P142)
今後の入学試験の形態は、知識詰め込み型よりは、一定の学力(資格)を満たした上での多様化へと移行していくものと思われる。(P149)
第Ⅱ部 「よい」学校をつくる
第六章 学校空間の再構築
①自分を承認できること、②他者を承認できること、③他者からの承認を得られること、すなわち、「相互承認の態度」を育むための学校空間をどのようにつくっていけばよいのか。(P157)
「学級」という仕組みそれ自体が、今や時代にそぐわなくなってしまっている。(P159)
「学級制」は、子どもたち一人ひとりの質の高い学びを保障するというよりは、管理の効率性(規律化し統制する装置)の方に、重点が置かれた制度である。(P160)また、「人間関係の流動性」があまりにもなさすぎ(P164)、逃げ場のない教室空間になっている。(P171)
それぞれの生徒が、自分なりの仕方で多様な人たちと多様な人間関係をできるだけ豊かにつくっていける環境を整備する。「人間関係の流動性」をある程度担保し、同質性から離れられる機会を保障する。(P173)
例としては、異年齢・異学年からなるクラスを編成する。(P175)担任の先生が入れ替わり立ち替わりする方法(P176)など。
第七章 教師の資質
学校には多様なタイプの先生がいて良いし、むしろそうあるべき。(P184)多様な教師に触れることで、社会の多様性を学び、多様な人たちの間における「相互承認の感度」を育む。(P165)
プロフェッショナルな教師は、単に教科内容に精通しているだけでも、ある固定的な教授法に精通しているだけでも十分ではなく、その時の目的や状況に応じて、さまざまな方法を柔軟に選択したり組み合わせたり、また自ら作り上げていくそのような力量を持っている。(P190)
教師との絶大な信頼関係・承認関係が、子どもたちの自己肯定感を支え、見知らぬ世界へ飛び出る勇気を与え、他者を信頼し承認するベース(基地)となる。(P192)
教育の使命は、子どもたちのさまざまな“失敗”を容認し、やり直しの機会をサポートし、そのことによってより〈自由〉に、生きたいように生きられるための力能を長い時間をかけて育むことである。(P200)