釧路からの帰りの僅かな時間、久しぶりにレストラン『泉屋』に寄る。いつもは、ミートソースなのだが、今は「カツスパ」の方が評判とのことで「カツスパ」にする。
焼けた鉄板から油がバチバチ飛び散るのだが、店員さんはお構い無しにテーブルに置いて行く。この店には、いい服は着て行かれない。ミートの上に、カツが載るというのは、予想以上に濃い。
超満腹になってJRに飛び乗るというのはあまり勧められたものではない。
「資本論ノオト第6回」
第3節 価値形態または交換価値
*人類の歴史を辿ると、最初は自給自足、次に他人との間で物々交換、次に交換手段として貨幣が生まれ最後に貨幣の素材は金に行き着くが、その貨幣の誕生の謎を説く。そんな歴史の過程をイメージしながら読むと理解しやすいと思う。そして、貨幣が生まれるところの論理の転倒シーンに感動する。
商品形態は、その種々雑多な自然形態と、他方で、どの商品にも共通して含まれる価値の保有者としての価値形態、という二重の形態を持つ。
A 簡単な、単独な、または偶然的な価値形態
ボールペン1本(X量商品A)=消しゴム4個(Y量商品B)
1 価値表現の両極―相対的価値形態と等価形態
第一の商品(この場合はボールペン)を相対的価値形態と呼び、第二の商品(この場合は消しゴム)を等価形態と呼ぶ。
2 相対的価値形態
a 相対的価値形態の内容
一商品の価値は、他の商品の使用価値で表現される。
このように、マルクスは、「価値関係に媒介されて、商品Bの自然的形態が商品Aの価値形態になる」と述べる。(長谷部訳)
この部分はコレクションでは、「価値関係に媒介されて、商品Bの実物形態は商品Aの価値形態になる」となる。
b 相対的価値形態の量的規定性
生産力の変化によって、労働時間が変われば、価値も変わるし、交換される量も、それぞれ異なってくる。
3 等価形態
等価形態の第一の規定、ある商品の使用価値(消しゴム)が、その反対の現象形態、つまり他の商品(ボールペン)の価値の現象形態となる。
等価形態としての消しゴムだけを見た場合には、その中に社会的関係が含まれているとは、思えない。
第二の規定、具体的有用労働(消しゴムを生産する)が、その反対の抽象的人間労働(ボールペンの価値を生み出す)の現象形態である。
第三の規定、私的労働(消しゴムを作る)が、その反対の形態である直接的に社会的な形態における労働(ボールペンの社会的な価値を計る)となる。
4 簡単な価値形態の総体
あらゆる労働生産物は、使用価値は持っているが、すべての労働生産物が価値を持つのではなくて、交換される場合にだけ、価値を持つ。
自給自足の社会では、労働生産物は、使用価値はあるにしても価値を持たない。
労働生産物が、互いに交換される社会、商品生産が芽生えた社会になって、労働生産物は、価値あるものとみなされるようになる。
B 全体的な、または開展された価値形態
ボールペン1本=消しゴム4個
=画用紙8枚
=ガスライター3個
・・・
1 開展された相対的価値形態
ボールペン1本の価値は、あらゆる商品の自然形態あるいは使用価値で表現される。
2 特殊的な等価形態
ボールペンの価値を表現するそれぞれの商品の自然形態は、他の商品と同様に、一つの特別な価値形態となる。
3 全体的な、または開展された価値形態の欠陥
拡大された価値形態での欠点は、ボールペン1本の価値を、無数の商品の一定量で無限に答えなければいけなくなるところにある。
焼けた鉄板から油がバチバチ飛び散るのだが、店員さんはお構い無しにテーブルに置いて行く。この店には、いい服は着て行かれない。ミートの上に、カツが載るというのは、予想以上に濃い。
超満腹になってJRに飛び乗るというのはあまり勧められたものではない。
「資本論ノオト第6回」
第3節 価値形態または交換価値
*人類の歴史を辿ると、最初は自給自足、次に他人との間で物々交換、次に交換手段として貨幣が生まれ最後に貨幣の素材は金に行き着くが、その貨幣の誕生の謎を説く。そんな歴史の過程をイメージしながら読むと理解しやすいと思う。そして、貨幣が生まれるところの論理の転倒シーンに感動する。
商品形態は、その種々雑多な自然形態と、他方で、どの商品にも共通して含まれる価値の保有者としての価値形態、という二重の形態を持つ。
A 簡単な、単独な、または偶然的な価値形態
ボールペン1本(X量商品A)=消しゴム4個(Y量商品B)
1 価値表現の両極―相対的価値形態と等価形態
第一の商品(この場合はボールペン)を相対的価値形態と呼び、第二の商品(この場合は消しゴム)を等価形態と呼ぶ。
2 相対的価値形態
a 相対的価値形態の内容
一商品の価値は、他の商品の使用価値で表現される。
このように、マルクスは、「価値関係に媒介されて、商品Bの自然的形態が商品Aの価値形態になる」と述べる。(長谷部訳)
この部分はコレクションでは、「価値関係に媒介されて、商品Bの実物形態は商品Aの価値形態になる」となる。
b 相対的価値形態の量的規定性
生産力の変化によって、労働時間が変われば、価値も変わるし、交換される量も、それぞれ異なってくる。
3 等価形態
等価形態の第一の規定、ある商品の使用価値(消しゴム)が、その反対の現象形態、つまり他の商品(ボールペン)の価値の現象形態となる。
等価形態としての消しゴムだけを見た場合には、その中に社会的関係が含まれているとは、思えない。
第二の規定、具体的有用労働(消しゴムを生産する)が、その反対の抽象的人間労働(ボールペンの価値を生み出す)の現象形態である。
第三の規定、私的労働(消しゴムを作る)が、その反対の形態である直接的に社会的な形態における労働(ボールペンの社会的な価値を計る)となる。
4 簡単な価値形態の総体
あらゆる労働生産物は、使用価値は持っているが、すべての労働生産物が価値を持つのではなくて、交換される場合にだけ、価値を持つ。
自給自足の社会では、労働生産物は、使用価値はあるにしても価値を持たない。
労働生産物が、互いに交換される社会、商品生産が芽生えた社会になって、労働生産物は、価値あるものとみなされるようになる。
B 全体的な、または開展された価値形態
ボールペン1本=消しゴム4個
=画用紙8枚
=ガスライター3個
・・・
1 開展された相対的価値形態
ボールペン1本の価値は、あらゆる商品の自然形態あるいは使用価値で表現される。
2 特殊的な等価形態
ボールペンの価値を表現するそれぞれの商品の自然形態は、他の商品と同様に、一つの特別な価値形態となる。
3 全体的な、または開展された価値形態の欠陥
拡大された価値形態での欠点は、ボールペン1本の価値を、無数の商品の一定量で無限に答えなければいけなくなるところにある。