晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

飯田哲也 その2

2011-06-12 10:09:55 | Weblog

 2011.3.11福島第1原発事故を契機に、日章旗に変えて旭日旗をこの国の国旗にするのはどうでしょうか? この国から世界に向けての発信です!

 

 

 飯田氏の発言からいくつか拾いたい。

 

 今回の事故原因のひとつは、これまで原子力に対する異論が徹底的に排除されてきた歴史がある。いわゆる原子力村である。電力会社、通産省、学者、マスコミなどで原子力に異議を唱えることは、全ての関係性から排除されることを意味していた。

 

 そこには、5つの「ない」が存在する。現実を把握していない、論理的でない、科学的でない、経済合理的でない、規範的でないの5つである。

 

 組織で上層部になるほど、無能で臆病になっていく。逆に言えば、異議を唱える気骨のある人物は組織で出世しないということ。中身が無くなっていくに従って権威主義にすがる。(思考停止親父の集団)

 

 しかし、展望もある。先ずは圧倒的な世論の力。保安院や東電の説明を信用している人はいない。マスコミも異論を取り上げるようになっている。書店には原発関連コーナーが出来ている。

 

 

 昨日、菅首相が退陣表明後初めて被災地を訪問して、「決然と生きる 菅直人」とメッセージを書いたと報じられている。菅の脱原発というスタンスは、マスコミに黙殺されているのかどうかはわからないが、巧く伝わっていない。菅は首相の立場にいるのだから緊急記者会見でも何でもやって、原子力政策が崖っぷちに立たされている事を国民に語らなければならない。また、現在の事態を招いたのは、自民党政権時代の政策によったものだということも遠慮なく語るべきである。何を遠慮しているのか、どうせ退陣するのなら思い切った事を語れば良いと思う。

 

 私は、原子力政策の揺れ戻しが画策されているという視点から現在の政局を注視していきたい。

 

 簡単なことを専門性の装いをまとうことで、素人の口出しを許さないような保安院、東電の説明。「比較的」「現在のところ」など、曖昧な修飾語を付けて、事態の真の姿を隠蔽する説明。国民は見破っており騙されないと思う。

 

 思考停止親父の集団のくだりは、他人事ではなく結構インパクトのある言葉として響いた。

 

 

コメント
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